【ゲーム株概況(7/18)】コマツと提携しARサービス提供と報じられたカヤックが大幅高 業績下振れのサイバーステップがさえない コロプラ新安値

7月18日付の東京株式市場では、日経平均株価は4日続伸。前日比96.83円高の2万2794.19円で取引を終えた。

為替相場で半年ぶりの円安水準になったことを受けて、輸出関連株を中心に買い優勢の展開となった。節目となる2万3000円が意識されたものの、短期的な過熱感から上値では利食い売りや戻り待ちの売りが出て上げ幅を縮小した。

こうしたなか、ゲーム関連株については、株価の戻りを背景にした投資家心理の改善を受けて、総じて堅調だった。ブランジスタ<6176>やアルファポリス<9467>、アクセルマーク<3851>などが買われたほか、前日(7月17日)にフォワードワークスと共同開発中の『魔界戦記ディスガイア(仮)』の発表があった日本一ソフト<3851>にも引き続き物色の矛先が向かった。

カヤック<3904>が大幅高。コマツと組んで、土木建設向けのARサービスを8月より始めるとこの日の日本経済新聞で報じられたことが手がかり材料となった。油圧ショベルの運転席などにタブレット端末を設置し、現場の画像に完成図面を重ねて表示。作業者の経験や勘に頼っていた施工を改善し、熟練作業者でなくても安全で効率的な工事ができるようにするという。

他方、サイバーステップ<3810>がさえない。前日、2018年5月期の決算を発表し、営業利益は67%増の6億2200万円と大幅な伸びとなったものの、従来予想(7億円)を下ぶれたことが嫌気された(関連記事)。今期も前期比12.4%増の7億円と引き続き増益を見込んでいるが、前期の予想水準にとどまったことも失望につながったようだ。また、コロプラ<3668>が年初来安値更新。

 
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る
サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
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