ユナイテッド、1Qは売上高4.8倍、営業益は3億円→123億円に拡大 メルカリ上場に伴う売出しで120億円超の収益インパクトが発生

ユナイテッド<2497>は、8月3日、2019年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高156億6200万円(前年同期比4.8倍)、営業利益123億4300万円(前年同期3億2100万円)、経常利益123億4300万円(同3億2000万円)、最終利益83億1700万円(同1億9200万円)となった。
 

出資先のメルカリ<4385>の6月19日付での東証マザーズ上場に伴う売出しで、売上高で128億9200万円、営業利益で126億4100万円がインベストメント事業の業績として計上されており、前年同期比較では数字上大幅な増収増益での着地となっている。

主なセグメントごとの状況は以下の通り。

①アドテクノロジー事業…売上高14億6300万円(前年同期比21.8%減)、セグメント損益4900万円の赤字(前年同期比2億3500万円減)
市場環境の変化を受けて、主力事業であるadstirの売上高減少やBypassにおける特定業種での出稿量減少などに伴う売上高減少により、減収減益となった。

②ゲーム事業…売上高3億9100万円(同13.7%減)、セグメント利益6900万円(同40.7%減)
『クラッシュフィーバー』のリリース後の経年による売上高逓減と、『東京コンセプション』をはじめとした新規タイトルの開発投資が増加したことに伴い、減収減益となった。

③コンテンツ事業…売上高9億1100万円(同2.0%増)、セグメント損益3300万円の赤字(前年同期比1億9000万円減)
Smarpriseやキラメックスをはじめとした子会社が安定して成長を継続し、増収となった。セグメント利益は、安定成長により得られた利益を新たな事業への投資や、規模拡大による人件費などのコストに充てたため減益となった。

④インベストメント事業…売上高129億100万円(同28,978.4%増)、セグメント利益127億9100万円(前年同期比41,608.5%増)

第1四半期連結累計期間において投資先であるメルカリの上場に伴う株式売却益を計上した。

なお、2019年3月期通期の連結業績予想は非開示。売上高・営業利益ともに増収増益を計画しているが、現時点で合理的に予測することが困難である項目が存在しているためとしている。
ユナイテッド株式会社
https://united.jp/

会社情報

会社名
ユナイテッド株式会社
設立
1998年2月
代表者
代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
2497
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