カヤック、2018年12月期業績予想の下方修正の可能性を示唆 新作2本が苦戦 「期初の目標は厳しくなってまいりました」

カヤック<3904>は、決算説明資料を公開し、2018年12月期の業績予想を修正しなかったものの、その達成について厳しくなったと飲み方を示した。「このままのペースでいきますと、計画の変更をせざるを得ない状況」と明かし、今後、業績予想の下方修正を行う可能性があることを示唆した。

同社は、昨日(8月14日)、第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表し、売上高28億6800万円(前年同期比5.4%増)、営業利益9500万円(同80.5%減)だった。通期計画である売上高73億円(前期比19.9%増)、営業利益8億5000万円(同25.9%増)、経常利益8億8000万円(同19.3%増)に対する進捗率は、それぞれ39.3%、11.2%にとどまった。

もともと下期偏重の予算だったが、その前提は、新規ゲームタイトルが下期から収益に寄与する想定だったそうだ。しかし、新作2本の立ち上がりは想定よりも悪く、「期初の目標は厳しくなってまいりました」とした。またソーシャルゲームの開発費は、売上が確定しているもののみ資産計上しているため、減損損失などが発生するリスクはないとのこと。

 
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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