LINE<3938>は、本日（9月4日）、2023年満期ユーロ円転換社債型新株予約権付社債（CB）と2025年満期ユーロ円転換社債型新株予約権付社債を発行し、概算で1480億円を調達することを明らかにした。調達資金は、Fintech事業の成長投資に1000億円、AI事業の成長投資に480億円を投じる。払込日は9月20日の予定。引受先は、親会社であるNAVER Corporationのほか、海外一般募集を行うとのこと。資金使途は、Fintech事業の成長投資として2021年12月までに1000億円投じるが、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」の決済対応箇所の更なる拡大、ユーザー数及び送金・決済高拡大のための広告宣伝費と販促活動費に充当する。さらに今後展開を目指す金融関連サービスの立ち上げと運営に関わる運転資金、システム投資、人件費など国内外の戦略的投融資を行う考え。
また、AI事業の成長投資については、2021年12月までに480億円投資する予定だ。これは、自社製品である「LINE Clova」や関連サービスの開発のための人件費、外注費、広告宣伝費などに充当する、としている。
当初転換価額については、2018年9月3日現在の東京証券取引所における当社普通株式の終値である5090円に設定。潜在株式数は、発行済株式2億4011万1642株の2.11％に相当する506万9400株になるという。
