【レビュー】任天堂×Cygames期待の新作『ドラガリアロスト』を先行プレイ…全ての面から”遊びやすさ”を追求した至極のアクションRPGに!


Cygamesは、9月14日、任天堂<7974>と共同で開発中のスマートフォン向けアプリ『ドラガリアロスト』のメディア向け先行体験会を開催した。本稿では、当日のゲームプレイから得られた情報をもとにレビューをお届けしていく。なお、本作は9月27日に日本、香港、台湾、マカオ、米国にてサービス開始を予定している(関連記事)。
 

■ベースは誰でも気軽に楽しめる3Dアクション

 
本作のジャンルはアクションRPG。ドラゴンが棲むアルベリア王国を舞台に、王家の第七位王子である主人公(CV:内山昂輝さん)を中心とした物語が展開していく。王族たちは皆、特別な力を持っており、ドラゴンと契約をすることで「竜化」と呼ばれる大いなる力を振るうことができるようになる。本作の物語は、ドラゴンとの契約を行うために主人公が「選竜の試練」へと挑むところから始まるのだ。シナリオは章立てとなっており、リリース時点では6章まで実装される予定とのこと。
 
 
▲本作では、この“ドラゴン”というワードが物語・ゲームシステムの両面からひとつのポイントとなっている。また、ストーリーは場面によって2Dイラスト、3Dモデルが使い分けられるなど、多彩な表現手法が組み込まれている。
 
まずはメインストーリーを進めながら基本の操作を覚えていく。3Dアクションとなるバトルパートは、スライドでキャラを移動、タップで攻撃と直感的なものになっている。画面のどこに指を当てても先述の通りの動きをしてくれるだけでなく、攻撃は自動で敵がいる方に向いてくれるなど、ゲームに慣れていない方でも気持ち良く操作できる手軽な仕様に。
 
 
▲画面左下にあるスキルゲージが溜まれば、ボタンタップで各キャラの「スキル」が使用可能。再び使用するには、再度ゲージが溜まるのを待つ必要がある。
 
 
▲マップの最奥に待ち受けるボスを倒すとクエストクリアとなる。画面右上のマップ表示はタップすると拡大することができる。
 
また、敵の攻撃の中には赤いマーカーで予兆が現れるものも。スワイプ操作で回避が可能となっているので、足元が赤くなったらすぐにその場を離れるようにしよう。
 


そのほか、竜化ゲージをMAXまで溜めることでドラゴンの力が解き放てるように。竜化できる時間は限られているものの、純粋に攻撃力が上がるだけでなく、通常時とは異なるスキルが使用できるようになるなど非常に強力。
 
 
▲竜化ゲージは、攻撃やフィールドに存在するドラゴンピラーを破壊するなどして溜めることができる。
 
 
▲クエストをクリアすると、キャラを強化できる素材や武器を手に入れることができる。
 
 
▲また、キャラは後述する「召喚」でも手に入るが、ストーリーを進めることでも新たなメンバーが加入する。パーティは4人まで編成することができ、切り替えて戦えるので敵の属性などを考慮して場面に合わせて入れ替えながら戦おう。
 
物語冒頭のチュートリアルを終えるとクエスト出発時に他のプレイヤーのキャラをサポートとして選べるようになる。クエスト中にサポートキャラのスキルを使用できるほか、「戦友」になることでサポートスキルの使用回数が増加する。
 


さらに、ストーリーを進めることで「おまかせ」で操作することも可能に。ただし、スキルや竜化の使用は手動、宝箱や樽の破壊はしない設定となっている点に注意しよう。
 


今回の先行体験会では物語の序盤をプレイさせていただいたが、この他にも床から針が飛び出してくる箇所があるなど、フィールドにもこの先まだまだ多彩なギミックが用意されていそうだ。
 
 
▲ボスに攻撃を与え続けていくと、ボスはOVERDRIVE状態になり、攻撃が激しくなる。しかし、そこでさらにダメージを与え続けることでBREAK状態となれば敵がダウンし、防御力も大きく下がるので一転、攻撃を仕掛けるチャンスとなる。
 

■キャラ育成で加わる奥深い戦略性も

 
ここからはキャラの入手や強化について。まず、クエストをクリアすることでも経験値は手に入るが、自身のキャラに強化素材である「クリスタル」を与えることで、より早くレベルを上げることができる。
 
また、「マナサークル」でマナを使用すればHPや攻撃力を上げられるだけでなく、アビリティを獲得することも可能だ。開発陣からは、マナサークルの層はキャラのレアリティによって数が異なるが、最終的にはどのキャラクターも最高レアリティまで育成することができるとのコメントもいただけた。
 
 
▲「バーストアタック」を獲得すれば、画面を長押しすることで発動できるようになる。敵のガードも崩せる非常に便利なアビリティとなっている。
 
キャラの入手は先述した通り「召喚」からも可能で、召喚ではキャラの他に「ドラゴン」や「竜輝の護符」が手に入る。召喚はミッションクリアなどで手に入る「竜輝晶」か、有料で購入可能な「ドラゴンダイヤ」を使用することで引くことが可能だ。キャラが仲間になると、仲間になったキャラのストーリーも併せて解放される。
 
  
▲キャラクターは初期分で60キャラ以上、ドラゴンは30体以上登場するとのこと。
 

▲「竜輝の護符」は装備することでキャラのステータスを上げられるほか、クエスト中に特殊な効果を受けられる。
 
 
▲竜輝の護符に「聖水」を使うことでレベルが上げられる。さらに、同じ竜輝の護符を素材として強化することで最大レベルの上限がアップする。2度の上限解放でイラスト変化、4度でアビリティが強化されることが判明した。
 
さらにシナリオを進めることで「聖城」の要素が解放される。聖城では、施設を建ててアイテムやルピを入手したり、キャラを強化することが可能となっているほか、「竜の庭」で各ドラゴンとの交流を図ることができるようになっている。
 

▲生産施設やキャラ強化施設を建築できるなど、いわゆる箱庭ゲーの要素が取り入れられている。
 
 
▲ドラゴンに贈り物をすることで、特別なアイテムがもらえるほか、竜化の時間が長くなったり、「ドラゴンストーリー」が解放されるなど様々なメリットがある。
 

■仲間同士の連携がカギとなるマルチプレイ

 
続いて、複数人で遊べるマルチプレイやレイドイベントについても紹介していこう。マルチプレイのクエストでは、1人1キャラを操作してソロプレイの時と同様にボスの撃破を目指す。

 
▲ボス戦で次々にプレイヤーが竜化していく様はまさに圧巻の一言。
 
特徴的なのはレイドイベントで、今回、体験できたイベントでは、マルチプレイで専用クエストをクリアすることでレイドイベントに挑めるアイテムが手に入るという流れとなっていた。レイドイベントは、クエストと異なりソロプレイのとき同様に1人4キャラを編成(計16キャラ)で強力なボスに挑むこととなる。時間内に敵を倒すことができれば見事クリアとなるが、通常のクエストと比べて非常に強力な敵が相手となるため、今回のプレイでは討伐まで至ることができなかった。
 
 
▲それぞれの部位を破壊することで大ダメージを与えられる。敵の動きを読んで回避を行うなど、通常時と比べてより高いアクション性が求められる。
 
最後に、本作にはバトルパートだけでなくホーム画面なども含め、随所に楽曲に関する意欲的な仕掛けが取り入れられている。この演出が、ゲームのプレイ体験を一層引き立てていることにも是非ご注目いただきたい。
 

 
 
(取材・文 編集部:山岡広樹)
 
 
 
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会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
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