【ゲーム株概況(10/2)】モバイルファクトリーが異彩高 FC町田ゼルビア買収を発表のサイバーエージェントはさえない ブロッコリーは反発

10月2日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅ながら3日続伸し、前日比24.86円高の2万4270.62円で取引を終えた。朝方はNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉の妥結を受けて買いが先行したものの、1991年以来、27年ぶりの高値水準まで買われてきたこともあり、利益確定の売りに押される格好で上げ幅を縮小した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体に軟調な銘柄が目立つ中で、モバイルファクトリー<3912>が異彩高となった。モバイルファクトリーは、特に目新しい材料は浮上していないものの、ブロックチェーン関連の材料を焼き直す形で短期資金の物色の矛先が向かっているようだ。

ほか、10月12日に第2四半期決算を発表予定のブロッコリー<2706>が反発し、ミクシィ<2121>やガンホー<3765>など主力株の一角もしっかり。

半面、ボルテージ<3639>やアカツキ<3932>、LINE<3938>などの下げがきつく、スクウェア・エニックスHD<9684>やサイバーエージェント<4751>も売られた。サイバーエージェントは、JリーグクラブのFC町田ゼルビアの買収が短期的には先行投資負担となるのでは、との見方が市場の底流にあるもようだ。


■関連銘柄
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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