アクセル、遊技機向けグラフィックLSIの技術を応用しミドルウェアや暗号技術、機械学習を強化中…「GRADIA」はアニメ「イングレス」で採用に

アクセル<6730>は、パチンコ・パチスロ機向けのグラフィックLSI製品で培ってきた技術・ノウハウを活かし、組み込み製品のほか、ミドルウェア、暗号技術、機械学習の3領域で新規事業の確⽴を⽬指している。

超解像スケーラミドルウェア「GRADIA(グラディア)」の提供を開始したとのこと。独⾃のアルゴリズムによりジャギーの少ない滑らかな拡⼤を可能にする超解像技術を持っており、ゲーム開発におけるテクスチャのスケーリングや過去版権映像の高解像度化などに活用できるという。クラフタースタジオ社が制作するTVアニメ「イングレス」の制作⼯程に採⽤されたと明かした。

 


さらに、ファイルパッキングミドルウェア「VUCKET(バケット)」の提供も開始した。ファイルの破損チェックや暗号化、圧縮にも対応したファイルパッカーであり、画像や動画、⾳声など膨⼤なアセットを1ファイルとして扱い、アセットの管理の効率化が可能になるとのこと。
 


このほか、ディープラーニングフレームワーク「AILIA(アイリア)」もリリースした。エッジ推論側に特化したディープラーニングフレームワークで、公開されている機械学習モデルを使⽤することで、物体検出、顔検出、年齢推定などを容易に実装が可能な製品になっているとのこと。

 
株式会社アクセル
https://www.axell.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アクセル
設立
1996年2月
代表者
代表取締役社長 松浦 一教/代表取締役副社長 斉藤 昭宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
6730
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