App Store売上ランキングの1週間を振り返る…『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』がリリース翌日12位に コロプラの『白猫PJ』と『白猫テニス』の月初施策も好調


10月29日~11月2日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ろう。

まずは新作タイトルから見ていこう、10月28日にリリースした『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』が早くも翌日に12位にランクインしたことだろう。ブシロード、エイチーム、TBSテレビの共同タイトルとなる。これを受けて、10月30日の株式市場ではApp Storeセールスランキング(ゲームカテゴリー)で上位をキープしていることに加え、Google PlayでもTOP10入りを果たしたことが好感となり、前日比で168円高(9.19%高)の1997円と上昇した。

また10月31日にはコロプラ<3668>の『白猫テニス』が前日の125位から10位に飛び込み、11月1日は『白猫プロジェクト』が、前日の111位から一気に4位に飛び込んできた。『白猫PJ』は、10月31日16時より、新イベント「私立茶熊学園2018 ―茶熊闘争祭―」を開催しており、イベントで活躍する7人の人気キャラクターがガチャに登場していることが順位を大きく押し上げたようだ。

なお、11月1日、2日のランキングは首位 ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』、2位ガンホー・オンライン・エンターテイメントの<3765>と『パズル&ドラゴンズ』と、3位とNetEase Gamesの『荒野行動』と大きな変動はなかった。
 
 
■10月29日

この日のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、前の週よりFGO PROJECTの『Fate/Grand Order』の首位が続いた。

トップ10圏内では、スクウェア・エニックスとCygamesの『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が土曜日の148位から7位まで急浮上した。『DQMスーパーライト』は、10月27日15時より、「魔王フェス」第1弾を開催しており、「邪獣ヒヒュルデ」や「ダークドレアム」などの出現率がアップしていることが売り上げを伸ばす要因となったようだ。
 
出所:AppAnnie

また、この日のトピックスは、10月28日にiOS版を配信開始したばかりのエイチーム<3662>とブシロード、TBSテレビの共同タイトル『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』が早くも12位とトップ10に迫る順位にランクインしてきたことだ。先行して配信開始されたAndroid版も土曜日の時点で16位まで上昇するなど順調にスタートを切っていたが、それと同等以上の好スタートになったと言えそうだ。
 
出所:AppAnnie


ほか、レベルファイブの『ファンタジーライフ オンライン』や、フォワードワークスとオルトプラス<3362>の『アークザラッド R』などがトップ30に復帰した。
 
■10月30日

月末近づく10月30日のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』の首位が続いた。

トップ3圏内では、アニプレックスとf4samuraiの『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』が、前日の133位から130ランクアップで3位と急浮上。同タイトルでは、10月29日16時より、魔法少女「百江なぎさ(CV.阿澄佳奈)」が登場する「期間限定 百江なぎさピックアップガチャ」を開催した効果が大きかったようだ。また、同日より「百江なぎさ」が登場する劇団イヌカレー(泥犬)書き下ろしストーリーが楽しめる新イベント「百江なぎさは願いを叶えた」を実施しており、注目度も上がっているものと見られる。
 
出所:AppAnnie
 

また、ポケラボとスクウェア・エニックスの『SINoALICE』が、前日より13ランクで24位とトップ30位圏内に復帰している。同タイトルでは、10月29日より、「SSピックアップ確定ステップアップガチャ」を開催。こちらのガチャは、引くたびにステップが進み、ステップ2でSS1点確定、ステップ3でピックアップからSS1点が確定で出現といった内容がユーザーから好評だったものと見られる。なお、今回のステップアップガチャは5周まで引くことができ、各ステップで「ヨクボウメダル(Ⅹ)」が手に入る。
 
出所:AppAnnie


 
■10月31日
 

月末のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位を回復した。『モンスト』は、ガチャ「超・獣神祭」を10月30日12時より開始したことが首位回復の原動力となったようだ。

また、トップ10圏内では、コロプラ<3668>の『白猫テニス』が前日の125位から10位に飛び込んできた。「王者の祭典 MVP2018」を開催中で、「MVPアワード2018」上位に選ばれた「ミューエ」「アイシャ」「ルカ」の3人がキャラガチャに登場していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


そして、ファンドールグローバルの『フードファンタジー』が前日の183位から29位に急上昇し、初のトップ30入りを果たした。『フードファンタジー』は、10月30日のメンテナンス後より、UR食霊「キャビア」が期間限定で登場しており、10連召喚を行うとSR食霊が一体以上確定となっていることが、今回の順位上昇につながったものと思われる。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントとドリコムの『ONE PIECE トレジャークルーズ』や、Happy Elementsの『あんさんぶるスターズ!』がトップ30に復帰した。

 
■11月1日
 

月初となるApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、月末月初の施策効果などで上位30タイトル中の14タイトルが入れ替わる大きな変動の中で、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位をキープした。

トップ10圏内も大きく入れ替わる中で動きが目立ったのは、前日の111位から一気に4位に飛び込んできたコロプラ<3668>の『白猫プロジェクト』だ。『白猫PJ』は、10月31日16時より、新イベント「私立茶熊学園2018 ―茶熊闘争祭―」を開催しており、イベントで活躍する7人の人気キャラクターがガチャに登場していることが順位を大きく押し上げたようだ。
 
出所:AppAnnie
 

また、KLab<3656>の『キャプテン翼~たたかえドリームチーム~』が前日の217位から16位まで急浮上した。『キャプテン翼』は、月に一度の祭典「ドリームフェス」を10月31日より開催しており、「岬太郎」がドリームフェス限定選手で登場したほか、ドリームフェス限定選手【SSR】火野 竜馬(トルネードストライカー)と【SSR】次藤 洋(そびえ立つ日本の壁)の出現率がUPしていることが大きく売り上げを伸ばす要因となっているもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、DMM GAMESとニトロプラスの『刀剣乱舞』などがトップ30に復帰した。


 
■11月2日

この日のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、上位3タイトルの順位に変化がなく、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』の首位が続いた。

ランキングの動きでは、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルプロ野球』が前日の35位から12位に上昇したのが目立つ。『パワプロ』は、11月1日より、「球宴 スタジアム15億試合突破記念ガチャ ~投手~」と「球宴 スタジアム15億試合突破記念ガチャ ~野手~」を開催しており、売り上げを伸ばす格好となっているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、アソビズムの『城とドラゴン』が前日の40位から21位に上昇し、今年1月11日以来となるトップ30圏内に入ってきた。『城ドラ』は、10月12日に実装した新機能「アバたま」に新キャラ「サイクロガール」が手に入る「ミツメのアバたま」が11月1日から登場(関連記事)しており、これが売り上げに寄与しているもよう。新機能の実装によるテコ入れが順調に進んでいると評価できそうだ。
 
出所:AppAnnie


ほか、コナミデジタルエンタテインメントの『ウイニングイレブン2018』と、gumi<3903>の『ファントム オブ キル』がトップ30に復帰した。