セガサミーHD、2Qは売上高12%減、営業益61%減に エンタメ事業は増収も費用先行で減益に PS4版『BORDER BREAK』は堅調に推移

セガサミーホールディングス<6460>は、11月1日、2019年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高1710億円(前年同期比12.2%減)、営業利益102億円(同61.9%減)、経常利益91億円(同63.8%減)、最終利益67億円(同62.3%減)となった。なお、期中には、本社機能集約における一過性の営業費用として約38億円を計上している。
 

セグメント別の状況は以下のとおり。

①遊技機事業…売上高586億3600万円(前年同期比33.7%減)、営業利益96億6900万円(同54.9%減)
パチスロ遊技機は、大型タイトルの販売があった前年同期比では販売台数が減少し1万2000台の販売となった(前年同期は7万5000台の販売)。パチンコ遊技機は、「ぱちんこCR真・北斗無双 第2章」などの販売を行い11万7000台の販売となった(同11万9000台の販売)。

②エンタテインメントコンテンツ事業…売上高1072億4900万円(同5.6%増)、営業利益61億9300万円(同38.9%減)
デジタルゲーム分野は、新作『BORDER BREAK』(PS4版)が堅調に推移したものの、上期にサービス開始を予定していたタイトルが一部遅延しているほか、上期の新作タイトル投入に伴う研究開発費・コンテンツ制作費などが発生した。パッケージゲーム分野は、引き続きリピート販売の貢献により、販売本数は1118万本(前年同期865万本の販売)となった。

アミューズメント機器分野は、新作ビデオゲームやCVTキットの販売が堅調に推移した。アミューズメント施設分野は、新作ビデオゲームの導入や、プライズを中心とした施設オペレーションの実施により、国内既存店舗の売上高は前年同期比で104.5%となった。映像・玩具分野は、映画の配給収入を計上したほか、玩具において新製品などを販売した。

③リゾート事業…売上高51億6000万円(同8.2%増)、営業損益11億7700万円の赤字(前年同期12億9700万円の赤字)
国内有数のリゾート「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、大規模リニューアルおよび九州域を中心に行ったプロモーションなどの効果により、宿泊売上が前年同期を上回り、利用者数は前年同期比41.2%増となった。また、IR(統合型リゾート)事業の本格化に向けた先行費用が発生したものの、前年同期比で損失幅が縮小した。

なお、2019年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高3900億円(前期比20.5%減)、営業利益210億円(同18.5%増)、経常利益160億円(同9.7%増)、最終利益120億円(同34.4%増)の見込み。
 
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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