KLab、7~9月の売上高は過去最高、営業利益も過去2番めの水準に 『ブレソル』が国内外で好調 『幽☆遊☆白書 』も好調な滑り出し



KLab<3656>は、11月8日、第3四半期(7~9月)の連結業績を発表し、売上高が前四半期比(QonQ)で11.0%増の89億4900万円、営業利益が同11.9%増の13億9600万円と2ケタの増収増益を達成した。四半期ベースで売上高は過去最高、営業利益も過去2番目の水準だった。また、経常利益は同11.1%増の15億1500万円、最終利益は同0.8%増の9億1500万円といずれも伸びた。
 


売上高と営業利益がQonQで2ケタの伸びとなったが、主力アプリの売上が好調だったことが主な要因だ。『BLEACH Brave Souls(ブレソル)』の売上が国内版とグローバル版で増加し、特に国内版は四半期ベースで過去最高を更新した。サービスを開始した『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』も好調な滑り出しとなった。他方、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』は前四半期に実施した5周年施策の反動減があった。
 


費用面では、売上の伸びに伴い、使用料および支払手数料が増加したほか、ゲーム開発の外注費と業務委託費が増えた。特に増加が目立つのは外注費と業務委託費で、QonQで27.8%増の13億9000万円だった。外注人業務委託費は、労務費ともあわせて増加傾向にあるという。ただし、いずれも増収効果で吸収したことで、2ケタの営業増益につなげた。
 


なお、ゲームのパイプラインは5タイトルとなる。『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS(スクスタ)』や『テイルズ オブ クレストリア』と『BLEACH 境・界-魂之覚醒:死神』、『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』中国簡体字版、『禍つヴァールハイト』、『ラピスリライツ』の開発を行っているとのこと。
 

▲貸借対照表。同社はゲーム開発費については費用処理せず資産計上しているが、無形固定資産が第2四半期末の44億円から52億円に増えた。新作のゲーム開発が進行しているという。
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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