【STR15レポート】GMSのソーシャルゲームへの取り組みとスマホ展開

HatchUPは、8月17日、セミナーイベント「Social Top Runners vo.15東京」を東京都渋谷区にあるセルリアンタワーで開催した。GMOインターネットが後援となっている。このイベントは、「ソーシャルアプリ・ソーシャルメディア市場におけるトップ企業を紹介することで、優れた技術者やクリエイターの市場参加促進が狙い」で、お盆休み明けだったが、多くの人が参加した。画質があまりよろしくないが、ご容赦いただきたい。(※本日中に前回分のレポートもアップする予定。) さて、今回は、GMSの池田秀行CTOが登壇した。池田氏は、冒頭、8月29日より「gloops」に社名変更するとともに東京赤坂に本社移転も行うと伝えたうえで、これまでのソーシャルゲームへの取り組みを紹介した。 同社は、それまで「NENDO.tv」や「REAL」など独自SNSを展開していたが、2010年2月より「Mobage(当時「モバゲータウン」)」で『渋谷クエスト』のサービスを開始。1年間で11本のソーシャルゲームをリリースし、延べ650万人がインストールし、月間50億PVになっている。月間売上高は、参入時点との比較で約150倍以上と脅威的な伸びだ。「想像にお任せするが、売り上げは2ケタ」とのこと。 池田氏は、GMSの特徴として、「大乱闘ギルドバトル」や「大争奪!!レジェンドカード」、「大進撃!!ドラゴン騎士団」などバトル系に特化したコンテンツ展開やヒットアプリを実現するための徹底した情報共有、データ分析重視などをあげ、コンテンツの開発体制についても明らかにした。同社では、1コンテンツあたり7~8名で開発し、調整期間も含めて約2ヵ月で開発しているという。スピード重視と少人数で運用するように心がけている。 今後については、2011年は、世界的にモバイルソーシャルの元年ともいえる年であり、スマートフォンとグローバル展開に全力で取り組む方針を明らかにした。これまで蓄積したソーシャルゲームのノウハウをもとに米国圏を中心に展開するもので、サンフランシスコにも拠点を設立済みだという。スマートフォンについては、HTML5をベースにしたアプリ開発とネイティブ+Webベースのハイブリッドな構成も視野に入れている。 最後に、スタッフの採用動向については、ソーシャルゲーム業界以外からのスタッフの入社も多いとのこと。企業向け基幹システムのSIに従事した技術者や、広告の制作ディレクター、大手ゲーム会社のシステム開発者、官庁・モバイルコンテンツの経営企画室を経て入社したスタッフなど多種多様となっている。 池田氏は、採用のポイントとして、「大争奪!!レジェンドカード」のプロジェクトマネージャーが入社後2ヵ月でプロジェクトを担当した事例をあげつつ、やる気とポテンシャルを特に重視していると語った。そして、コンテンツのクオリティを常に意識できる人や、積極的にアイディアを出して能動的に動ける人、新しい分野にチャレンジする意欲を持った人、下克上を狙って大きな事を成し遂げたい人、グローバルに活躍したい人には、ぜひ応募してほしいと会場に呼びかけた。   ■関連サイト  SocialTopRunner 株式会社GMS 中途採用サイト
株式会社gloops
http://gloops.com/

会社情報

会社名
株式会社gloops
設立
2005年8月
代表者
李 仁
決算期
12月
上場区分
非上場
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