App Store売上ランキングの1週間を振り返る…首位を快走する『FGO』を止めたのは『パズドラ』 Supercellの約2年8ヶ月ぶりの新作『ブロスタ』が早くも23位に


12月10日~12月14日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみよう。

まず首位争いを見ると、先週よりFGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が首位をキープしていたが、12月11日10時にガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が首位を奪還した。12月3日からの『仮面ライダー』コラボに続いて、昨日(12月10日)より「魔法石10個!フェス限ヒロインガチャ」の開催は功を奏したようだ。

『パズル&ドラゴンズ』に関しては、12月11日のグラフを記載しているが10月中旬からのランキングが上位で安定するようになった。

一方で12月13日には早くも『FGO』が、新登場サーヴァント「★5(SSR)ブラダマンテ」などをピックアップした「クリスマス2018ピックアップ召喚(日替り)」の開催で、首位を回復している。さらに本日(12月15日)には、モンスターストライクが首位に立り、映画公開中の『ドラゴンボール』2タイトル(『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』、『ドラゴンボール レジェンズ』)もTOP5に入り、『荒野行動』、『白猫プロジェクト』、『ロマンシング サガ リ・ユニバース』といったタイトルも隙を伺っており、来週の首位争いはかなり加熱しそうだ。

新作タイトルを見てみると、12月12日に、Supercellが約2年8ヶ月ぶりにグローバルリリースした新作『ブロスタ』が早くも23位とトップ30入りを果たしている。本作は、3対3のチーム対戦型シューティングアクションで、それぞれのユーザーがユニークな武器や必殺技を使いながら敵チームと戦うゲームとなっている。『クラッシュ・オブ・クラン』や『クラッシュ・ロワイヤル』に続くヒットタイトルとなるのか、今後の動向が注目される。


 
■12月10日


12月10日10時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』の首位が続いた。

ランキングの上昇が目立ったのは、バンダイナムコエンターテインメントの『キングダム セブンフラッグス』が土曜日の115位から14位まで駆け上がってきたことだ。『キングダム セブンフラッグス』は、12月8日14時より、ガシャに新規キャラとして☆7「羌瘣」が登場しており、売り上げを大きく伸ばしているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の新作『ロマンシング サガ リ・ユニバース』がこの日も4位をキープした。なお、『ロマンシング サガ リ・ユニバース』は、現在ゲーム内において、歴代人気キャラクターが集結した「プラチナガチャ」や、リリース記念4大キャンペーンなどを実施中だ。



 
■12月11日

 
12月11日10時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が首位を奪還した。12月3日からの『仮面ライダー』コラボに続いて、昨日(12月10日)より「魔法石10個!フェス限ヒロインガチャ」を開催しており、売上を伸ばしている模様だ。このガチャは「魔法石10個」で1回引くことができ、「回想の時女神・プレーナ」「大魔女の弟子・チェルン」「大魔女の弟子・オリア」など「フェス限ヒロイン」シリーズのモンスターが出現する。

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出所:AppAnnie


なお、直近90日のランキング推移を示したものが以下のとおり。ランキングの上下変動が少なくなり、上位で安定して推移している状況にある。
 
出所:AppAnnie


コナミデジタルエンタテインメントの『遊戯王 デュエルリンクス』が55ランクアップの7位となった。昨日より、「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」や「ジャンク・シンクロン」などを収録した第16弾ミニBOX「シークレット・オブ・ジ・エンシェント」の提供を開始したことがランクアップの原動力となったもようだ。

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出所:AppAnnie


このほか、セガゲームス『オルタンシア・サーガ』が440ランクアップの9位と驚異的なランクアップを見せた。昨日より、終章を盛り上げる“Hortensia Climax Campaign”として、「3部完結記念ガチャ」と「1日1回10連ガチャ無料」を開始しており、売上を大きく伸ばしたとのこと。「3部完結記念ガチャ」は、新登場の15UR「アスル」、15UR「シャルロ」、15UR「主人公&マリユス」をはじめとしたURユニットや、人気のタクティクスを持つSSRユニットをピックアップしたという。

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出所:AppAnnie


 
■12月12日


12月12日10時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、ガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が首位をキープした。

トップ10圏内では、アニプレックスの『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』が前日の38位から4位に飛び込んできた。『マギレコ』は、12月11日16時より、新イベント「アリナが街にやってくる ~ホワイト・クリスマス・ラプソディ~」と「期間限定ガチャ 聖夜を彩る芸術家(アーティスト)」を開始(関連記事)しており、期間限定の★4魔法少女「ホーリーアリナ」が登場していることが売り上げを大きく伸ばす要因となっているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、任天堂<7974>とDeNA<2432>の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が前日の99位から17位に急上昇した。『FEH』は、12月11日のバージョンアップメンテナンス後より、物語第3部を開幕(関連記事)したほか、ピックアップ召喚イベント「英雄祭」を開催しており、新たなヒロイン「優しき死神 エイル」を含む4人の新英雄が登場していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、スクウェア・エニックスとエイリムの『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』や、Epic Actionの『ファイナルファンタジー15:新たなる王国』などがトップ30に復帰した。

 
■12月13日


12月13日10時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が首位を回復した。

『FGO』は、12月12日18時より、新登場サーヴァント「★5(SSR)ブラダマンテ」などをピックアップした「クリスマス2018ピックアップ召喚(日替り)」を開催(関連記事)していることが売り上げにつながっているようだ。

また、スクウェア・エニックスの『星のドラゴンクエスト』が前日の50位から3位に飛び込んできた。『星ドラ』は、12月12日より、『ファイナルファンタジー レコードキーパー』とのコラボイベントを開始(関連記事)しており、コラボを記念した特別なそうびが登場する宝箱ふくびき「エクスカリバー」&「機工城そうび」とステップアップふくびき「エクスカリバー」&「機工城そうび」を実施していることが順位を大きく押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、12月12日21時より、4枚の新規カードが追加された「冬のお出かけガシャ」を開始(関連記事)したバンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』が前日の111位から20位まで急浮上した。
 
出所:AppAnnie


 
■12月14日


12月14日10時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が首位をキープし、2位には『プロ野球スピリッツA』、3位には『実況パワフルプロ野球』とコナミデジタルエンタテインメントのプロ野球関連2タイトルが浮上した。

『パワプロ』は、12月13日に4周年を迎えたことを記念したキャンペーンの第1弾を開始(関連記事)しており、併せて新シナリオ「マントル辺境高校」の追加や、「4周年記念 デビューガチャ マントル辺境高校」の実施などを行っていることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


また、この日のトピックスは、Supercellが約2年8ヶ月ぶりにグローバルリリースした新作『ブロスタ』が早くも23位とトップ30入りを果たしたことだ。本作は、3対3のチーム対戦型シューティングアクションで、それぞれのユーザーがユニークな武器や必殺技を使いながら敵チームと戦うゲームとなっている。『クラッシュ・オブ・クラン』や『クラッシュ・ロワイヤル』に続くヒットタイトルとなるのか、今後の動向が注目される。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコオンラインの『アイドリッシュセブン』やスクウェア・エニックスの『スターオーシャン:アナムネシス』などがトップ30に復帰した。