
DeNA は、本年 3 月 4 日に創業 20 周年を迎えます。
10 年をひとむかしというならば、DeNA が誕生したのはふたむかしもまえのことになりました。誕生以来、インターネットの普及発展、グローバル化などに伴う社会の変革が進展する中で、「Delight and Impact the World」をモットーに、新しいことに挑戦し無我夢中で走り続けてきました。おかげさまで、まだまだ小さくはありますが、個性的で将来に向けポテンシャルをもった「永久ベンチャー」企業として社会的にも認知される存在にまで成長することができたと自負しています。ここまで DeNA を育てていただいた社内外のすべての皆様に、まずは深い感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
DeNA は、オークションサイトから出発し、様々な事業にチャレンジしてきましたが、現在は、インターネットに加え、AI の活用にも積極的に取り組みながら、エンターテインメントと社会課題解決の二つの領域で事業を展開しています。
エンターテインメント領域は、多くのヒットタイトルを生み出してきたゲーム事業を柱に、横浜 DeNA ベイスターズを中心として横浜という、近代日本を牽引してきた伝統と文化のまちに支えられたスポーツ事業が急速に伸びています。
社会課題解決領域は、環境に配慮しながら人やモノの移動をより柔軟にする 21 世紀型の交通インフラ構築を目指すオートモーティブ事業、病気になってから治すのではなく、病気にならずに健康な長寿社会を実現するヘルスケア事業など、近い将来に必要とされ大きく成長する分野においてフロントランナーとして注目されています。
どの事業も、人が一回限りの生を、他者を尊重しながら、自分らしく楽しみ、輝いて生きることを全力でサポートさせていただくこと、そして次世代にバトンタッチできる、よりすばらしい社会・文化を創ることに貢献していくという目標に向かっているものと認識しています。
DeNA は、この 20 年、様々な学びを重ねてきました。しかしまだまだやりたいことの万分の一も実現できていません。これからが本番です。20 周年を契機として一段とギアをあげたい。信じるものに全力で邁進したい。そういった思いから「De20(ディートゥエンティ)プロジェクト」を開始しました。
私たちが挑戦を続け、より大きなインパクトのある Delight を届けるために、組織のあり方から事業戦略の見直しに至るまで、チーム DeNA として全力で取り組みます。また、私たちを支えてくださったすべての方々に向けて、感謝をお伝えする機会としても様々なアクションを行う予定です。
限られた人生で、私たちは、奇跡的に DeNA という場に集うことになりました。社員が互いに共感し、つながることで持てる以上の力を発揮し、DeNA として活動した足跡をしっかり残していきたいと思います。それが未来の人々を生き生きと輝かせる礎となり、やがて世界を変えていく何かになることを信じています。
私たちの「20th Anniversary Year」、そして今後の挑戦に、ご期待ください。
代表取締役会長 南場 智子
代表取締役社長兼 CEO 守安 功
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432