【イベント】クロちゃんも応援に駆け付けた『黒い砂漠MOBILE』ファン交流会をレポート…サービス開始は2月26日に決定!


パールアビスジャパンは、2月3日、東京・青山にてゲームアプリ『黒い砂漠MOBILE』のファン交流会を開催した。
 
本イベントでは、パールアビスジャパン代表取締役のイ・ジョンソプ氏、運営プロデューサーの秋山隆利氏、戦略企画室長のHam Young-Chul氏、ゲストとして「安田大サーカス」のクロちゃんとHIROさん、グラビアアイドルの橋本梨菜さん、和地つかささん、長澤茉里奈さん、神崎紗衣さん、オシリスさん、横山あみさん、園都さん、足立華さんが登壇。
 
イベントでは正式サービス開始が2月26日だということが発表されたほか、ローンチ時に実装されるコンテンツや、アップデート内容など多くの新情報が公開された。イベント後には秋山氏、Ham氏へのインタビューも行われたので、あわせて紹介する。
 

▲左奥から長澤茉里奈さん、神崎紗衣さん、クロちゃん、HIROさん、オシリスさん、横山あみさん、左手前から和地つかささん、橋本梨菜さん、園都さん、足立華さん。
 

■クロちゃん&HIROさんがイベントを盛り上げる

 
現在PCで展開されている大人気MMORPG『黒い砂漠/Black Desert Online』。そのモバイル版である『黒い砂漠MOBILE』のイベントということもあり、会場には熱心なファンが駆け付けていた。
 
イベントは『黒い砂漠』のタイトルにちなみ「安田大サーカス」のクロちゃん、同じお笑いグループのHIROさんが登場し、会場を盛り上げる。
 
 
 
ゲーム好きというHIROさんは『黒い砂漠MOBILE』のCBT(クローズドβテスト)に参加していたエピソードを披露。壮大な世界観とキャラクターメイキングの奥深さ、さらには自分だけのペットが飼えるなど、作品のやり込み要素に夢中だったと目を輝かせた。
 
HIEOさんに続きクロちゃんも作品の魅力を語ろうとするが、「はやく(ゲームを)やりたい!」と口を滑らせてしまう。「“やりたい”ということは、まだやっていないんですか?」と司会者から問い詰められ「いや、やってますから! やるからこれから!」と必死に弁明。いつもの“嘘つき芸”で会場を沸かせていた。
 

 
2人の挨拶が終わると、グラビアアイドルの橋本梨菜さん、和地つかささん、長澤茉里奈さん、神崎紗衣さん、オシリスさん、横山あみさん、園都さん、足立華さんがイベントのサポートガールとして登壇。全員がセクシーな黒の水着姿で登場し、会場の雰囲気は一気に華やかに。
 
 
 
まず行われたのは、作品名にちなみ“黒”歴史を披露するコーナー。クロちゃんは安田大サーカスを始める前にアイドルを目指していた話、HIROさんは減量前は198kgもあったという黒歴史を明かす。
 

 
トーク中、女性好きで知られるクロちゃんがサポートガールに近づき、すかさずHIROさんに取り押さえられるといったネタを披露する一幕も。ファンからは大きな笑い声が起こっていた。
 
 

 
続いて、本作の魅力のひとつである「キャラクターメイキング」を扱うコーナーが始まる。内容はサポートガールの8人が2人1組のペアを作り、どのペアがクロちゃんに一番似ているキャラクターを作れるか競うというもの。
 
サポートガールの8人は自分たちの作品を紹介しつつ、身長や体形、眉毛の位置や瞳の色、さらには黒目のサイズまで設定できる細かさに驚いたことを語る。中にはキャラメイクに夢中になりすぎるあまり、クロちゃんではなく自分たちの理想のキャラクターを作ってしまったというチームもあった。ちなみに、4チームの作品は以下の通り。
 

 
見事1位に輝いたのは、横山さん&オシリスさんの作品。1位の景品として、2人はクロちゃんから本作オリジナルのスマホリングが手渡された。
 

 
イベントの合間には、豪華料理の数々がバイキング形式で振舞われる。作品にちなんだオリジナルメニュー「闇の精霊のアランチーニ」や「黒い砂漠アイスコーヒー」も登場し、ファンたちは美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、和やかに歓談していた。
 

▲「闇の精霊のアランチーニ」。
 
 
▲「黒い砂漠アイスコーヒー」。
 
 

 

●CBTプレイ動向やローンチ時のコンテンツ、今後のアップデート情報が公開

 
イベントの後半では、いよいよ『黒い砂漠MOBILE』の新情報が発表される。運営プロデューサーの秋山隆利氏は日本でまだまだ可能性を秘めているMMORPGを受け入れてもらうため、ユーザーを対象としたグループインタビューやディスカッション、プレイの様子を収めた映像での行動分析を行ったと話す。
 

▲『黒い砂漠MOBILE』運営プロデューサーの秋山隆利氏。
 

 
CBTの接続動向は当選者数15000名のうち、参加者数は10508名と参加率は約70%という結果に。秋山氏は「簡単に接続して遊ぶといった作り方」を徹底していたと明かし、狙い通りの結果だとふり返った。
 
プレイヤーのクラス分布は、「ヴァルキリー」が全体で32.5%と多め。これにはプレイヤーの男女比率が関係しており、男性:女性が75%:25%と男性の方が高く、男性は女性キャラクターを使用する傾向があるためと秋山氏は分析する。また、コアなゲーム性として女性比率が高いことに驚いたとも話し、これからの運用の参考にしたいと続けた。
 

 
また、秋山氏はCBTのアンケート結果の要約も公開。グラフィックスやサウンド、バトルシステム、領地機能などに高い満足度が得られ、96.9%以上のユーザーから「再度プレイしたい」という評価があったと喜びをみせる。
 




 
一方で、ストーリー・チュートリアルへの不満や最低スペックの高さ、ローカライズの違和感を指摘する意見があったことも明かす。問題点を解決するため、戦略企画室長のHam Young-Chul氏は社内テストや仕様調整を入念に行ったと説明。
 

▲Ham Young-Chul氏。
 
具体的にはプレイヤーがゲームを遊ぶ意義を高めるため、クエスト数を減少、オンラインゲームの魅力をより早く体験できるようギルド設立条件を緩和したと述べる。他にも、チュートリアルの出現方式の変更や、アイテムを楽しく入手できるような仕組み、ゲームを終了させても一部経験値が得られるように調整するといった改善点を挙げた。
 





 
最後に、サービスローンチの開始が2月26日だと発表され、会場からは大きな拍手が沸き起こる。同時に、ローンチ時のコンテンツや今後のアップデート情報も公開となった。詳細は以下の通り。
 
<ローンチ時のコンテンツ>
・5種類のキャラクターとキャラメイクシステム
・地域オープン(バレエノース、セレンディア、カールペオン)
・古代遺跡、討伐、PvP、親善対戦
・領地、生活コンテンツ(採集、伐採、採鉱、捕獲)
 
<今後のアップデート>
3月:ワールドボス クザカ、拠点戦(ギルドバトル)
4月:バトルコンテンツ2種及び新キャラクター
 


 
イベントの後半は『黒い砂漠MOBILE』のサービス開始を祝うケーキが登場。再びゲストが登壇して記念撮影が行われるなど、会場は最後まで大きな盛り上がりをみせていた。
 


 
イベント終了後には秋山氏、Ham氏へのインタビューを行ったので、その模様についてお届けする。
 
 

●圧倒的なグラフィックで他のアプリゲームとの差をつける

 
――:イベントの感想をお願いします。
 
秋山隆利氏(以下、秋山):プロジェクトの初めに大規模なイベントを開催したり、今回のイベントのようにファンをお呼びするというのは、集客できない怖さがあるのであまりやらないのが日本の文化だと思っているんです。
 
ですが、初動だからこそモチベーションが高い人が集まり、面白い切り口の意見が飛び出ることもあります。そういった意見を取り入れ、皆さんが実際に作品に触れてどのような反応をしてくれたかを知る機会として、今回のイベントは非常に良いものになったと思います。

 
Ham Young-Chul氏(以下、Ham):CBT期間中、SNS上でのお客さんの感想を見ていたんですが非常に楽しんでいただけたようで、とてもありがたく思っています。今回のイベントにユーザーの皆様がお越しいただけて、本当に嬉しく思っています。
 
――:本作の開発において、一番苦労された点はどこでしょう。
 
Ham:PCオンラインのほぼ30GBにも及ぶ膨大なデータ、優れたグラフィックをどうやってモバイルに盛り込むかというところが非常に悩みどころでしたね。UnityやUnreal Engineでは限界が明白だったので、自社エンジンの開発から初めました。
 
『黒い砂漠』のグラフィックやアクション感がモバイルでも上手く表現でき、非常に良い作品ができたと思っています。エンジンの開発も含め、2年間かかりました。

 
――:今回のイベントでも取り上げられていた、キャラメイクのポイントについて教えてください。
 
Ham:RPGゲームの特性上、自分が作ったキャラに愛着が持てるかは非常に重要なポイントなので、キャラメイクはかなりの重点を置いて開発しました。PCではマウス操作ですが、モバイル版では指で操作しないといけないので、非常に難しかったです。PC版と比べると、操作できる部分が限られているところはあります。
 
ただし、モバイルには「専門家モード」というのがあり、よりパーツを細かく表現できる内容となっているので、PCに近い操作はできるかと思います。初心者の方には「一般モード」で楽しめる工夫があり、PCに慣れている方々はより深くキャラメイクを楽しめるような仕組みにしています。
 
戦闘も同様に、初心者の方々はオートプレイで、高レベルのコアユーザーさんは自分たちで操作するような仕組みを用意しており、ライト層もヘビー層も楽しめるような構成にしています。

 
――:本作の魅力について教えてください。
 
Ham:グラフィックにおいて、他のアプリゲームと圧倒的な差をお見せできると思います。日本のゲームも非常に優れているタイトルが多いのですが、アニメーションチックなテイストが多いですよね。そんな中で実写、コンソールに近いグラフィックというのは、かなりのインパクトを与えられるんじゃないかと考えているんです。
 
また、他のMMOに比べて、色合いを現実と若干離れているような演出を意図して作ったりしているんです。アクション自体もスリル感を活かすための工夫を心がけています。キャラメイクというお楽しみ要素もあり、グラフィックや戦闘コンテンツという点で他のゲームと比べて優位に立てる要素が揃っていると思います。

 

●『黒い砂漠MOBILE』ほど簡単で、リッチに遊べるゲームは世の中に存在しない

 
――:どのような課金システムが用意されているのでしょうか。
 
Ham:韓国だったり他のMMORPG、日本にサービスしていると比べると課金の構成自体も違うところがあるんですね。韓国では最初に出した時に課金アイテムの種類が多かったので、ユーザーからは「課金系なのかな?」という反応もあったんです。
 
しかし、実際は買っても買わなくても良いようなアイテムが非常に多いんですね。比較的、課金には注力はしていないです。多くの方々に楽しめるような構造を心がけて開発しています。

 
秋山:日本だと開発陣がやりたいものを消費者に押し付けているような、アーティスティックな作品が多いような印象があると思うんです。本当に目指すべき答えはユーザーの要望を考えて作っていくことだと思っているので、かなり細やかに作っています。
 
例えば、先ほどのキャラクターメイキングや、バトルシステムの設定など、実際にプレイヤーはどのように操作するかを考える必要があります。そういったひとつひとつの考えについて、みんなで突き詰めていった結果が本作になりますね。
 
Hamさんの課金の話に繋がると思うんですけど、こだわりが強いという点がこの会社の良いところだと思います。おそらくここまで考えて作っているゲーム開発会社というのは、他にいないだろうと。言い方は悪いですけど“ゲームバカの集まり”がとにかくこだわって作ったという感じです(笑)。

 
Ham:(笑)。日本のユーザーの意見を取り入れて開発しようという気持ちの強い体制になっていますね。
 
秋山:かなり熱量の大きな作品ができたと思っています。私たちの魂が込められているので、何が良いか聞かれたら「全部が良い!」ということになっちゃいますね(笑)。ゲームをちゃんと楽しんでもらいたいと考え抜いた結果、優れた作品が生まれると僕は思っています。

 
――:ありがとうございます。CBTの動向について男女比率の話をされたとき、コアなゲーム性としては女性率が高めだと仰っていました。その理由について、どのように分析されていますか?
 
秋山:PCオンラインの傾向ですが、バトルに重点を置くと女性ユーザーは大体10%弱ぐらいの比率になるんですね。グラフィックスや衣装といった見た目の綺麗さ・華麗さに重点を置くと女性比率がだんだん上がってきて、キャラクターが可愛いとなると40%近くになります。
 
普通だと『黒い砂漠』のバトルシーンを見たら操作が難しそうな印象を与えてしまい、女性は引いちゃうと思うんです(笑)。グラフィックとキャラメイクといった見栄えの良い要素が女性ユーザーにも刺さり、女性率の高さに繋がったのではないかと考えています。なかなか感動的な結果ですね。

 
<参考動画>

 
――:最後に、サービス開始を楽しみに待っているファンに向けてメッセージをお願いします。
 
秋山:これほど簡単で、リッチに遊べるゲームは世の中に存在しないんじゃないかと思います(笑)。愛着をもってやり込めるようにできていますし、共有できる仲間もたくさんいるのがオンラインゲームの特徴なので、みんなで楽しんでほしいと思います。たぶん、5年間プレイしたとしても遊び尽くせないと思いますよ(笑)。
 
Ham:ゲームは楽しくないといけないと思うんです。グラフィックだったりバトルシーンはもちろん大事ですけど、ゲームの本質の楽しさもある作品に仕上げられたと思います。ぜひ期待して下さい。
 
今回のようなイベントで皆さんの意見を直に聞きながら、一緒に作っていきたいというところが我々パールアビスの指針です。これからもユーザー様と一緒にゲームを作っていければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

 
 
(取材・写真・文:島中一郎)


 
■『黒い砂漠Mobile』
 

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2018年7月
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