DAC、LINEを活用した「DialogOne for App」をアプリ事業者向けに提供開始 アクイジションからリテンション施策までLINE上で実施可能に

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、アプリ事業者向けにLINEを活用した「DialogOne for App」の提供を開始した。

「DialogOne for App」を用いることによりアプリ事業者は、自社のアプリ利用ユーザーに対して、アプリと関連度の高い潜在顧客の集客から、課金ユーザーへのリテンション施策までを、LINE内において一気通貫で実現することができる。なお、「DialogOne for App」は、日本国内のみならず、中国や欧米などのアプリ事業者が日本でプロモーションを展開する際に活用することが可能だ。



DACが開発・提供している「DialogOne」は、LINEやFacebook Messengerを活用し、企業が保有する顧客情報とLINEなどのユーザーのアカウント情報などを掛け合わせ、各ユーザーに最適化したメッセージを配信することができるソリューション。例えばゲームアプリにおいては、無料でサービス提供を行い、一部のユーザーに課金を促すことで収益を得る仕組みが主流となっている。そのため、アプリ事業者にとって、新規ユーザー獲得に加え、アプリインストール済みユーザーのアプリ利用促進とLTV向上が重要となっており、ユーザーの「エンゲージメント」「リエンゲージメント」を高めるためのCRMを実施し、いかに課金利用者を増やすか、1人あたりの課金売上額増加に繋げるか、といった施策のニーズが高まっている。

今回提供を開始する「DialogOne for App」の導入により、アプリ事業者は、アクイジションからリテンション施策までを、LINE上において一気通貫で実施することが可能になる。具体的には、AdjustやAppsflyerなどの効果測定ツールで計測した、ユーザーの課金有無やアプリの起動実績などに応じてセグメント化を行い、ユーザー一人ひとりに対して利用を促進するための最適なメッセージ配信を行う。頻繁に課金をしてゲームをする実績があるが直近3日間ログインを行っていなかったユーザーに対して、LINEを通じてアプリの起動を促すようなメッセージを送ることなどができる。

また、既存ユーザー情報を「AudienceOne」と連携することで、アプリを利用しているユーザーと類似した潜在顧客に対して、LINE Ads Platformを通じてLINE上で広告配信を行うことが可能となる。



DACは、今後もパートナー企業との連携強化や「DialogOne®」の機能拡充に積極的に取り組み、企業のマーケティング活動支援のためのソリューションの充実化に努める方針だ。