ブランジスタ、子会社ブランジスタゲームの保有株式の全てをグループ会社のネクシィーズに譲渡 株式売却益として特別利益16億円を計上へ

ブランジスタ<6176>は、4月25日、連結子会社ブランジスタゲームの同社保有株式の全てを、親会社の子会社であるネクシィーズへ譲渡することを発表した。また、これに伴い、2019年9月期第3四半期において、株式売却益として特別利益16億円を計上する見込みとなったことも併せて発表している。

株式譲渡の理由は、ブランジスタゲームズについて、親会社であるネクシィーズグループ<4346>におけるグループ再編を進めた方が「債務超過である子会社を備忘価額である株価1円という条件で譲渡できる」という点で、より有益であると判断したため。

ブランジスタゲームは、3Dスマホクレーンゲーム『神の手』が、2018年7月21日以降、米Apple社により、App Storeにおける新規ユーザーの受付およびアップデートが一時停止され、その後そのサービスの提供終了に至っていた。今回、その後のゲーム事業の方向性を検討する中で、親会社におけるグループ再編に伴って、親会社の子会社であるネクシィーズよりブランジスタゲームの譲受の申し出を受けたという。

なお、この株式譲渡により、ブランジスタは2019年9月期第3四半期連結決算において、株式売却益として特別利益約16億円 (取得後利益剰余金約11億円、追加取得により生じた親会社の持分変動による差額5億円を1円で譲渡することによるもの)の計上が見込まれるが、業績に与える影響額は現在精査中で、影響額が判明し次第、速やかに開示するとしている。