【コロプラ決算説明会速報②】2Qは四半期ベースで黒字転換 「一時費用4億円の減少に加え、費用抑制で四半期黒字化」(馬場社長) 広告宣伝費は9億円減に


コロプラ<3668>は、5月8日、2019年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表するとともに、東京都内で決算説明会を開催した。決算説明会では、同社の馬場社長(写真)がまずは説明を一通り行い、その後に質疑応答が行われた。今回は第2四半期期間(1~3月)の業績の状況について取り上げたい。

まずは、第2四半期期間の業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比0.8%減の97億7400万円とほぼ横ばいの推移となり、営業損益は前四半期の1億9900万円の赤字から6億9200万円の黒字、経常損益は同じく4億1800万円の赤字から4億6800万円の黒字、最終損益は同3億7600万円の赤字から3億800万円の黒字に転換した。

売上高については、6周年を迎えた『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』の周年キャンペーンの実施などでFY13ものが伸長した一方で、『白猫テニス』などのFY16ものが苦戦した。また、利益面については、「一時費用の4億円の減少に加え、費用抑制で四半期黒字化となった」(馬場社長)としていた。

費用の減少は、広告宣伝費の抑制によるものが大きく、広告宣伝費は前四半期比で約9億円減の7億7000万円となっている。これに加え、前四半期より進めてきたパイプラインの新作タイトルの見直しにより、新作にかける外注費の部分も減少している。

なお、第3四半期の広告宣伝費については、約6億円の予定としているが、取締役CFOの原井氏によると「新作『最果てのバベル』のリリース後の状況次第で増減する可能性がある」としていた。
 

 
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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