ケイブ、第1四半期は黒字転換 「しろつく」好調と不採算事業撤退で

 ケイブ<3760>の第1四半期(6-8月期)業績は、売上高6億5700万円(前年同期比11.7%増)、経常利益7200万円(前年同期7300万円の赤字)、四半期純利益5300万円(同5200万円の赤字)となりました。

 同社では、SNS向けソーシャルゲーム「しろつく」の有料課金が好調に推移していることに加え、不採算事業からの撤退に伴う開発費や広告宣伝費の増加を吸収しながら利益を計上できる体制になった、としています。

【ソーシャルメディア・アプリ事業】

 「しろつく」は、「モバゲータウン」と「Gree」で配信しており、8月末時点での会員数は200万人超。また、iPhone/iPod touch向けのゲームアプリとして配信している「怒首領蜂大復活」は、リリース後1週間で早くも全世界3万ダウンロードを突破したとのこと。当該セグメントの売上高1億7900万円、セグメント利益4200万円。

【オンライン事業】

 MMORPG「真・女神転生IMAGINE」の運営については、ユーザーの嗜好を反映したいアイテム商品やイベント、キャンペーン等を展開したほか、「イケブクロ」や「ディアスポラ・シナガワ」等の新エリアを公開したとのこと。売上高は2億5800万円、セグメント利益5700万円。

 なお、5月通期は、売上高30億円(前期比18.2%増)、経常利益5億7000万円(同15.8倍)、当期純利益4億2000万円(黒字転換)を見込んでいます。