【レビュー】『FFXIV:漆黒のヴィランズ』が本日よりアーリーアクセスを開始…今『FFXIV コンパニオン』をインストールした方が良い5つの理由


スクウェア・エニックスは、同社が開発・運営を行うオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)において、7月2日に最新拡張パッケージとなる『FFXIV:漆黒のヴィランズ』(以下、『漆黒のヴィランズ』)の発売を予定している。この『漆黒のヴィランズ』を一足先に遊べる、アーリーアクセスが本日(6月28日)18時頃より開始される。

そこで本稿では、アーリーアクセス開始前に全世界のヒカセン(※)に知っていただきたい情報として、『FFXIV』プレイヤー専用アプリ『FFXIV コンパニオン』を改めて紹介したい。本アプリは、2018年8月15日より配信を開始しているサービスなのだが、『FFXIV』ユーザーなら見逃せない特典や機能がふんだんに盛り込まれており、むしろ"使わない理由がない"ほどである。今回は、『FFXIV』パッチ5.0「漆黒のヴィランズ」へのアップデートにちなんで、5つの理由から『FFXIV コンパニオン』をオススメしていく。
※『FFXIV』の主人公(プレイヤー)である「光の戦士」の愛称。

【FINAL FANTASY XIV: SHADOWBRINGERS Launch Trailer】


『FFXIV』は、5月24日に累計登録アカウント数が1600万を突破したことを発表。3月25日~6月27日までの期間、『FFXIV コンプリートパック』『FFXIV スターターパック』『FFXIV:紅蓮のリベレーター』ダウンロード版が最大60%OFFになるお得なセールを開催していた。また、最近ではゲーム内コンテンツとして日本式ルールに則った本格的な麻雀「ドマ式麻雀」が実装されたことや、いちユーザーの親子が体験した実話をもとにした映画「劇場版FFXIV 光のお父さん」の公開(関連記事)なども大きな話題となっており、最近『FFXIV』をプレイし始めた、またはこれから買う予定という方もかなり多いのではないだろうか。運営型のタイトルでありながら、6年目にしてなおユーザー数が増しているというのだから驚きだ。

なお、現在『FFXIV』では『漆黒のヴィランズ』アーリーアクセス開始に向けた全ワールド メンテナンスが行われている。プレイヤーにとっては2年に1度のお祭りということもありメンテナンスが明けるのを心待ちにしている方も多いと思うが、作業は本日18時頃まで予定されているので、本稿が「エオルゼアにログインができない!」と嘆いている方々への箸休めにでもなれば幸いだ。
 

■ぼっちプレイもパーティプレイも"誰もが得する"連携アプリ


では、早速『FFXIV コンパニオン』について、筆者が普段どのように使用しているかも含めて紹介をしていく。ちなみに、『FFXIV コンパニオン』の「基本機能」は無料で利用することができる。

①エーテライト「お気に入り登録」枠+1枠
まず、本アプリは利用開始するだけでゲーム内にてエーテライトの「お気に入り登録」枠が1つ増える。「いきなりインゲーム特典の紹介かよ!」と思われるかもしれないが、冒険を進めるほど、この「お気に入り登録」枠の重要性が身に染みて分かるはずだ。

『FFXIV』では、主な移動手段に「テレポ」がある。ギル(ゲーム内通貨)を支払うことで一瞬で各地のエーテライトまで移動できるのだが、これは距離が離れるほど必要なギルも多くなる仕様となっている。そこで「お気に入り登録」を行うことで、設定したエリアへの消費ギルが半額になるというわけだ。初期状態でも3ヶ所まで「お気に入り登録」をできるようになっているが、冒険が進むほど行けるエリアも広がってくるので登録しておきたい場所も自然と増えてくる。


▲例えば、新生エリアの「リムサ・ロミンサ」から紅蓮エリアの「クガネ」へテレポするには1回で999ギルかかる。ゲーム内にはテレポ代が割引になる手段がいくつか用意されているが、その中でも「お気に入り登録」による半額はかなり大きい。

ゲームをプレイしているとテレポは頻繁に利用するため、代金はなるべく抑えたいのが心情。前回の拡張パッケージ『紅蓮のリベレーター』のアップデートがあった際にも、割引なしの価格では思わず「高っ!」と驚いたのを覚えている。これから来る『漆黒のヴィランズ』のエリアもテレポを行うには恐らく紅蓮エリアと同等以上のギルを要求されることが予測されるため、エーテライト「お気に入り登録」枠を増やしておくことでより快適な旅が約束されるはずだ。

ちなみに、「お気に入り登録」はホームポイントへのデジョンを含めて最大6ヶ所まで設定できる。残り1つは、スクウェア・エニックス アカウントでワンタイムパスワードを設定すると「お気に入り登録(無料)」が使えるようになる。



▼ワンタイムパスワードについて▼
https://www.jp.square-enix.com/account/otp/
▼ソフトウェアトークンの導入手順▼
https://www.jp.square-enix.com/account/otp/token.html

②チャット機能・スケジューラー機能
チャット機能は、ゲームにログインしていなくても仲間とメッセージをやり取りできる機能。フレンドやフリーカンパニー、リンクシェルで同じく『FFXIV コンパニオン』をインストールしているメンバーとは自動で連携しているため、わざわざ探す必要などはなくすぐに連絡できるようになっている。


▲着信音がモーグリの鳴き声になっているのも憎らし……いや、愛らしいポイント。今は画像のやり取りができないが、『FFXIV』では図解があると便利な場面も多いのでいずれは欲しいところ。

また、メッセージのやり取りは個人でも複数人のグループでも可能。『FFXIV』では、高難易度コンテンツの攻略に時間が必要なことから、時間やメンバーを固めて挑む風習もあるのだが、筆者は主にその際の出欠連絡などにチャットを使用していたりする。予定を忘れっぽいという方は、スケジュールを登録しておくこともできるので、全員で予定を共有しておくのがオススメだ。

さらに、昨日(6月27日)には『FFXIV コンパニオン』も「漆黒のヴィランズ」仕様に変更され、新たな機能として全40種の「スタンプ」が追加された。どれも『FFXIV』を象徴するキャラや台詞となっているので、ヒカセンなら使いたくなること間違いなし!

【関連記事】
スクエニ、『ファイナルファンタジーXIV コンパニオン』をバージョン1.3.0に更新 チャットに全40種の「スタンプ」やキャラクターの「お気に入り登録」を追加
 

③アイテム操作・マーケット出品
所持品やア―マリーチェストに入っているアイテム・装備の確認や移動ができる。また、不要なもの売却することも可能。『FFXIV』を遊んでいると、クエストで依頼された敵を倒したり、ダンジョンに挑んだり、夢中になって冒険を進めている内に所持品がいっぱいになることはよくある。そこでアイテム整理に時間を割かれてしまうのは、正直ストレスにならないとは言えない。特に、今回のようにシナリオのアップデートがある際には、いち早く物語を先に進めたいのに一度足を止めることになってしまう。そうしたところを、『FFXIV コンパニオン』を使って隙間時間で解消できるのは嬉しいポイント。

 
▲カテゴリごとの分割表示も行えるのでかなり見やすい。普段からアイテムを整理して不要なものが入っている際にはすぐ分かるようにしておきたい。

また、チョコボかばんの中身やリテイナーの所持品も確認することができる。こちらは、後述するプレミアムオプションに登録することで、アイテムの移動まで可能になる。

さらに、ログインボーナスとしてもらえる「クポの実」、または有償アイテムの「モグコイン」を使用することでマーケット出品・購入ができる。ローディングにやや時間がかかってしまうのは難点だが、マーケット出品は上記のアイテム操作と合わせることでかなり所持品を整えることができる。そのほか、出品期限切れの際にも、ここからリテイナーにアクセスすることで再びマーケットに出品できるのはありがたい。

 
▲クポの実は、通常時なら1日1個、プレミアムオプションなら1日2個ログイン時に受け取れる。また、ストック数は通常時が最大2個、プレミアムオプションで最大10個までという点に注意したい。

④プレミアムオプション
ここまでは無料で利用できる機能について紹介してきたのだが、4つ目は課金を行うことで得られるメリットについても紹介したい。まず先ほど紹介した、リテイナー所持品・チョコボかばんのアイテム操作などが可能になる「プレミアムオプション」は30日で540円[税込]となっている。

そして、プレミアムオプションで最も大きな利点と言えるのは、チョコボかばんが1つ増えることだろう。先述した通り、『FFXIV』は普通に冒険を進めているだけでも所持品がいっぱいになりやすい。ギャザラーやクラフターを中心に楽しんでいる方や、様々なジョブの装備を集めておきたいという方にはかなり嬉しいものとなっている。


▲チョコボかばんにしまったアイテムはいつでも手軽に引き出せるので、利用頻度は高くないが持ち歩いていると便利なアイテムなどを入れておきたい。

さらに、プレミアムオプションでは追加リテイナーの雇用枠が1枠増加する。ここで気を付けたいのは、リテイナーそのものが1人増えるわけではなく、あくまでも雇用枠が増えるだけなので、契約は別途『FFXIV』専用サービス管理ページ「モグステーション」から行う必要がある。現在、リテイナーをMAXまで雇っているけど枠が足りないという方にとっては何より外せない特典となり得る。

なお、通常時とプレミアムオプションで利用できる機能の違いは以下の通り。



⑤ニュース通知機能
最後に、これは最近まで筆者も知らなかったのだが、『FFXIV コンパニオン』にはニュースの通知機能がある。「アプリ設定」から、トピックス、お知らせ、メンテナンス、アップデート、障害情報のの5ジャンルで「ニュースの通知」を設定することで何か更新があった際に知らせてくれるのだ。今まで、ゲーム内の更新情報については公式Twitterや公式プレイヤーズサイトなど、あくまでも自分から情報を得に行く必要があった。対して、この機能なら受け身の体制でも常に最新情報が入ってくる。

まだ使用し始めて数日だが、これが非常にありがたい。特に、大型アップデート前のこの時期は新たなトレーラーやパッチノートが続々と公開されるので、自身が忙しいタイミングと重なっても情報を見落としてしまう心配がなくなる。


▲こうして記事を執筆している間にも5.0パッチノート先行公開のお知らせが! 早く書き終えて読みに行かねば……!

そのほか、『FFXIV コンパニオン』を利用開始するとゲーム内で利用できる専用エモート「トームストーン」が使用できるようになるといった特典も。


▲トームストーンは、集めることで装備やアクセサリなどと交換が可能な、いわゆる"トークン"と呼ばれるゲーム内のアイテムだ。このエモートでは「トームストーンを愛でる」ことができるようになる。

今回ここまで、個人の所感などを含めて『FFXIV コンパニオン』を紹介してきたが、では「それほど頻繁に使用することがあるのか?」と問われると、実は筆者も毎日欠かさずというほど利用頻度が高いわけではない。しかし、ここまで読んでいただくと分かる通り、本アプリはとりあえずインストールしておくだけでもメリット満載の内容となっている。まずは、1つ目に挙げたエーテライト「お気に入り登録」枠が増える、という点だけでもインストールする価値は充分にあるので、まだダウンロードしていないという方は、是非とも本日のメンテナンスが明けるまでの時間を使ってダウンロードしてみてほしい。

また、『FFXIV コンパニオン』は今後もまだまだアップデートを予定しているとのこと。個人的には、アプリ内でMGPが稼げるようになれば「欲しいマウントもより早く手に入りそうだなあ」と期待してみたり。既にマーケットからのアイテム購入ができるので、例えば次はアプリ内でクラフターの製作ができるようになればさらに『FFXIV』にのめり込んでしまいそうだなあと考えたり。期待は尽きないが、まずは本日より開催される『漆黒のヴィランズ』アーリーアクセスで存分に新たな『FFXIV』の世界を楽しみたい!

 
(文 編集部:山岡広樹)



■『ファイナルファンタジーXIV コンパニオン』
 

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会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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