Appier、AIによりモバイルアプリゲームの休眠ユーザー復帰、再インストールを促すソリューション「Aictivate」を提供開始

Appier(エイピア)は、モバイルアプリゲームサービス事業者向けの休眠ユーザー復帰、再インストールを促し、マーケティング予算を最適化させるソリューション、「Aictivate(アイクティベート)」の提供を開始したことを発表した。

モバイルアプリゲーム市場は成長を続けており、モバイルデバイスの処理能力の向上に伴って数多くの魅力的なゲームが発売されている。しかし、大量のゲームタイトルが発表され続ける中、ゲームサービス事業者は既存ユーザーを定着させることが課題となっている。

ユーザーの多くがゲームをインストール後、数日から1週間程度でゲームの利用を停止してしまう傾向にある。こうした休眠ユーザーは、一度はゲームに興味を持ってくれた、ゲームサービス事業者にとって非常に価値のあるユーザー群と言える。しかし、企業にとっては作業面や費用面の負担からリターゲティングができずにいた。

「Aictivate」は、Appierが開発したAIにより、過去のオンラインでの行動分析に基づきゲームを再開する可能性の高いプレイヤーを特定する。さらにこれらのユーザーの休眠復帰やゲーム内課金を促すと思われるクリエイテイブ(静止画や動画、テキスト)を選定して配信する。

このソリューションの強みは、ユーザーがゲームを再開するときと離脱するときの行動を真似できるAIブレインにある。「Aictivate」は学習済みのAIにより過去のユーザー行動を精度高く分析し、投資対効果の最も高いユーザーグループを特定する。

アジア太平洋地域の複数のゲームサービス事業者が「Aictivate」を試用した。その1社である大手ゲーム会社では15%以下だった休眠復帰コンバージョンレートが30%以上への改善が見られ、おおよそ1.3倍の改善が見られたという。