ドリコム、『ぼくとドラゴン』と『猫とドラゴン』を5.2億円で取得 イグニスはゲーム事業から撤退

ドリコム<3793>は、本日(11月13日)、イグニス<3689>の子会社スタジオキングが提供・運営するスマートフォン向けゲームアプリ『ぼくとドラゴン』及びブラウザゲーム『猫とドラゴン』の2タイトルを5億2000万円(予定)で取得することを明らかにした。両タイトルの決算数字は、2019年9月期で、売上高が21億3300万円、営業利益が5億1100万円となる。基本合意契約はすでに締結し、年内に譲渡契約を締結する予定。譲渡価格とともに詳細は今後協議して決める。

ドリコムでは、運用ポートフォリオの経済的かつ効率的な拡大が可能と判断した、としている。特に『ぼくとドラゴン』は、リリースから5年が経過した今もユーザーの高い支持を継続的に獲得している人気タイトルで、ゲームIPとしてもマーケットで高いプレゼンスを有する良質なコンテンツとし、ドリコムの強みであるIPゲームの開発・運用力を活かすことで一層の成長が期待できるという。




一方、昨今スマートフォン向けゲームマーケットの競争は一層激化しており、プロモーションを中心とした的確なコストコントロールやゲーム内における各種イベント等の施策を講じたものの、売上高への寄与は限定的で、ゲーム事業の売上高は当初予想を大きく下回った。これを踏まえ、抜本的な構造改革が不可欠と判断した。ゲーム事業からは事実上撤退し、今後はマッチングサービス『with』とVR・エンタメに経営資源を集中する考え。
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
企業データを見る