KADOKAWA、20年3月期の営業益予想を62億円から108億円に大幅上方修正…出版事業好調、ドワンゴの収益改善が想定より早く進捗

KADOKAWA<9468>は、本日(11月14日)、2020年3月期の連結業績予想を大幅に上方修正した。営業利益を従来予想の54億円から100億円、経常利益を62億円から108億円、最終利益を38億円から95億円に引き上げた。従来予想からの修正率は、営業利益が85.2%増、経常利益が74.2%増、最終利益が150.0%増となる。売上高のみ2170億円から2070億円に引き下げた。

 


同社では、出版事業が引き続き好調に推移していることに加えて、ドワンゴの構造改革が想定より早く進み、Webサービス事業で収益が大きく改善すること、全社にかかるコストが改善するため、と説明している。連結納税制度の適用に伴う繰延税金資産の計上も最終利益を押し上げる。

売上高については、事業の不調というわけではなく、映像・ゲーム事業とその他事業で想定していなかった子会社売却を行ったため。
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2554億2900万円、営業利益259億3100万円、経常利益266億6900万円、最終利益126億7900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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