adjustとApp Annie、「モバイルファイナンスレポート2019」を発表 ファイナンスアプリの使用が最も多いのはアジア太平洋地域

adjust(アジャスト)とApp Annieは、「モバイルファイナンスレポート2019」を発表した。

本レポートは、バンキングアプリが急成長している市場に着目し、高い価値を生み出すユーザーの獲得と継続率の最適化のために不可欠なベンチマークや指標について解説している。また、2019年1月1日から6月30日までの間のAdjustとApp Annieのデータを元に作成されており、36カ国の90以上のアプリを分析している。

(以下、プレスリリースより)



ファイナンスアプリの使用が最も多いのはアジア太平洋地域―「スーパーアプリ」の台頭
●アジア太平洋地域 (APAC) のファイナンスアプリのダウンロード数は、WeChat やAlipay (アリペイ)などのスーパーアプリの人気に牽引されて、わずかこの4年で4倍以上に増加しています。ダウンロード数は2014年の3億8300万ダウンロードから2018年の18億4000万ダウンロードに急増し、過去最高を記録しています。

●ヨーロッパと北アメリカでもファイナンスアプリの利用が拡大しています。この勢いは消費者のネット銀行とそのサービスへの関心の高まりに後押しされ、今まさに成長のスタート地点にいると言えるでしょう。

●ファイナンスアプリがAPACで成長している要因の一つに「スーパーアプリ」の台頭があります。「スーパーアプリ」とは、コミュニケーション、検索、ショッピングや支払いなど、様々なモバイルアプリを一つのプラットフォームで提供しているもので、欧米でも普及しつつあります。中国では、WeChatやアリペイといったスーパーアプリが電子マネーの拡大を招いており、インドでも大きな成長を見せています。



ファイナンスアプリの継続率は高く力強い
ファイナンスアプリのユーザーの約3分の1(32%)のユーザーは、インストール初日にアプリを再起動し、15%が30日目も継続してアプリを利用しています。他の15のアプリカテゴリーと比較すると、継続率は高いままで安定しており、30日目のバンキングアプリの継続率はニュースアプリ(18%)、音楽アプリ(17%)に次いで3番目となっています。

次なる金融革命の波をもたらすモバイル決済アプリ
モバイル決済アプリの成長は好調ですが、継続率が緩やかであることから、より多面的にユーザーにアプローチをしたり、アプリの使用を働きかけるリエンゲージメントやリターゲット施策をする必要があります。他の15のカテゴリーのアプリと比較しても、 まだ成長の余地があります。

▼Adjust CTO 兼 共同創業者 ポール H. ミュラー
「この4年間のファイナンスアプリの成長は目を見張るものがあります。しかし、ダウンロード数が多くても高い継続率につながるとは限りません。ユーザーのニーズを見極め、すべてのユーザーと良好な関係を築くためにデータを活用しなくてはなりません」

▼App Annie リサーチおよびグローバルマーケティング部門エグゼクティブバイスプレジデントダニエル・レヴィタス
「ファイナンスアプリの成長や継続率を見れば、モバイルがお金の管理ツールとして定着してきたことがわかります。成功するには、シンプルかつ直感的に使用できるインターフェイス、万全のセキュリティ対策、そして個人のニーズに合うアプリであることが重要です」


▼「モバイルファイナンスレポート2019」
https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/mobile-finance-report-2019
data.ai(旧App Annie)

会社情報

会社名
data.ai(旧App Annie)
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adjust株式会社
https://www.adjust.com/ja/

会社情報

会社名
adjust株式会社
設立
2012年4月
代表者
ポール H. ミュラー( 共同創業者兼CEO)、佐々 直紀(日本カントリーマネージャー)
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