​アカマイ・テクノロジーズ、多要素認証技術の開発を行うKryptCo社の技術を買収

アカマイ・テクノロジーズは、12月6日、多要素認証技術の開発を行うKryptCo社の技術を買収することを発表した。具体的な買収額は非開示。

KryptCo社の技術は、認証・暗号化済みの通信チャネルを確立し、PINコードの入力を必要としないシンプルなユーザー体験を提供しながら、フィッシングの脅威に対抗する。この技術は、企業における多要素認証の導入を可能としている。ゼロトラスト・セキュリティの中核となるアイデンティティとアクセス制御に対して、ますます重要となる機能強化になる。これにより、追加の認証要素がエンドツーエンドで検証されるという信頼性と、フィッシング攻撃のリスクを最小限に抑える効果が期待される。

アカマイにおけるプラットフォーム組織のExecutive Vice President兼エンタープライズ部門のGeneral ManagerであるRobert Blumofe博士は、「業界で広く普及している多要素認証技術でも、フィッシングや他の攻撃ベクトルに対しては依然として脆弱であり、これらによりゼロトラストへの期待が損なわれうる状況にあります」としている。「多要素認証手法は、従来の安全でない手法を排除し、より安全な方法を用いた、エンドツーエンドの検証および暗号化アーキテクチャを提供する必要があります。そして、単純さと使いやすさも、企業がセキュリティ強化のソリューションを導入・使用する際の重要な判断基準となります」とのこと。

KryptCo社のCEOであるAlex Grinman氏は、アカマイに入社し、アカマイのゼロトラスト・ソリューションをサポートすることになる。このソリューションに含まれるEnterprise Application Accessは、アカマイの「エッジ」から提供されるID認識型プロキシであり、許可されたユーザーやデバイスのみが、企業ネットワーク全体ではなく、必要な社内アプリケーションにアクセスできるように設計されている。