「DQⅣ」イベント開催の『DQウォーク』が3日から首位をキープ 3周年の『パワサカ』、半周年の『グラクロ』もトップ10入り…App Store売上ランキングの1週間を振り返る


12月2日~12月6日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみたい。月末月初の施策効果でランキングが大きく入れ替わる形で始まったこの週だが、12月3日以降はスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープした。

施策の一巡でその効果で浮上していたタイトルが順位を落とす中、その間隙を縫うようなタイミングで実施された「ロザリー装備ふくびき」の実施が大きく順位を押し上げる結果となったようだ。なお、開催中の「ドラゴンクエストⅣ」イベントは現在、中編を実施中で今後実施される後編とその関連施策で、今後も好調な推移が続く可能性が高そうだ。

また、この週はリリース半年を迎えたことを記念した「ハーフアニバーサリー」イベントを開催中のNetmarbleの『七つの大罪 ~光と闇の交戦~』や、3周年記念キャンペーンを開催中のコナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルサッカー』もトップ10圏内に急浮上した。なお、12月6日には、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ・ユニバース』も1周年を迎えており、土曜日7日には首位に立っている。この好調が来週どこまで続くのかも注目のポイントとなってこよう。


 
■12月2日

月末月初の施策効果でランキングが大きく入れ替わる中で、ガチャ「超・獣神祭」を開催中のミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位に立った。

上位陣では、4位に土曜日の81位からガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が飛び込んできた。『パズドラ』は、11月30日12時より、魔法石10個で1回引くことができる「魔法石10個!スーパーアンケートゴッドフェス」を開催(関連記事)しており、先日発表されたゴッドフェスアンケートの結果から「龍刀・宙天丸」や「孤峰の大魔女・ゼラ」などが登場していることが売上を伸ばす要因となっているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、 LINE<3938>の『LINE:ディズニー ツムツム』が土曜日の88位から5位に急浮上した。『ツムツム』は、12月1日より、ディズニー最新作「アナと雪の女王2」より、「アドベンチャーアナ」と「アドベンチャーエルサ」のツムが新登場(関連記事)していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


 
■12月3日

スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が前日7位からランクアップし、首位を獲得した。同タイトルでは12月2日より「ロザリー装備ふくびき」を開始、これが首位奪取の原動力になったようだ。「ロザリー装備ふくびき」では、「マヌーハ」「バギクロス」に加え、新スキル「エルフの慈愛」を習得する★5「ロザリーの杖」など「ドラゴンクエストⅣ」イベントで活躍するロザリー装備がピックアップで登場している。
 

 
出所:AppAnnie
 

またポノスの『にゃんこ大戦争』が前日の27位から15位へと順位を上げている。同タイトルでは12月2日より「7周年記念イベント」第2弾を開始。 第1弾で好評だった「にゃんこスロット」の2回目を開始するなど、 売上に貢献したようだ。
 

 
出所:AppAnnie
 
■12月4日

スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープした。

ランキングの上昇が目立ったのは、前日の252位から一気に18位まで急浮上してきたZLONGAMEの『ラングリッサー モバイル』だ。『ラングリッサー モバイル』は、12月3日より、セガゲームスの『サクラ大戦』とのコラボを開始しており、SSR「真宮寺さくら」とSSR「神崎すみれ」が登場し、その出現確率がUPした期間限定のピックアップ召喚を開催していることが売上に大きく貢献しているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、Vespaの『キングスレイド』が前日の107位から29位に急上昇し、トップ30に復帰した。『キングスレイド』は、12月3日のアップデート後より、新規英雄として「パンシローネ」が登場したほか、クリスマスコスチューム7種の追加などを実施していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie



 
■12月5日

スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープし、続く2位にはコナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が浮上した。

トップ10圏内では、Netmarbleの『七つの大罪 ~光と闇の交戦~』が前日の16位から7位に上昇してきた。『七つの大罪 グラクロ』は、12月4日より、リリース半年を迎えたことを記念した「ハーフアニバーサリー」イベントを開始しており、ハーフアニバーサリー「スペシャルホークパス」の販売や、復刻コスチュームセットの販売などの施策が売上に貢献しているようだ。
 

また、任天堂<7974>とDeNA<2432>の『マリオカート ツアー』が前日の55位から18位まで急浮上してきた。『マリオカート ツアー』は、12月4日15時より、イギリスの「ロンドン」をテーマにしたコースなどが登場する「ロンドンツアー」を開幕するとともに、新キャラクター「デイジー(サンタ)」が登場し、「デイジー(サンタ)」をピックアップ対象としたドカンを開始していることが順位を押し上げたもよう。


 
■12月6日

スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』の首位が続いた。

トップ10圏内では、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルサッカー』が一気に6位に飛び込んできたのが目立つ。『パワサカ』は、12月5日のメンテナンス終了後より、3周年記念キャンペーンを開催(関連記事)するとともに、サクセスの新シナリオ「紋星高校」を配信開始しており、その「紋星高校」の新イベキャラ「木芽等(きめら)」「羽比(はぴ)」「度羅言(どらごん)」「識布(しるふ)」が登場した「3周年記念!紋星高校デビューガチャ」を実施していることが売上につながっているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、フォワードワークスと日本一ソフトウェア<3851>の『魔界戦記ディスガイアRPG』が前日の44位から11位に急上昇し、トップ10に迫った。『ディスガイアRPG』は、12月5日より、メインストーリーと魔界史回想に新たなストーリーを追加(関連記事)するとともに、新たな★4キャラクターとなる兎魔界の魔王「★4ウサリア」と、ヴァルバト―ゼの忠実なるしもべ「★4フェンリッヒ」が登場した期間限定「プラチナム召喚」を開催していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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​Netmarble(ネットマーブル)

会社情報

会社名
​Netmarble(ネットマーブル)
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