エイチーム、ゲーム事業の営業益は84%減と大幅に落ち込む 大型タイトル中心に既存ゲームが「調子を崩した」 新作の開発費も負担に



エイチーム<3662>の第1四半期(8月~10月)の決算で、ゲーム事業を展開するエンターテインメント事業の業績は、売上高が前年同期比38.7%減の19億8900万円、営業利益が同84.1%減の4300万円と大きく落ち込んだ。
 


決算短信では、既存ゲームの売り上げの低下が主な要因としたが、そのなかでも、ある大型タイトルが調子を崩したという。さらに新規タイトルの開発費を計上したことも減益要因となった。

他方、広告宣伝費の抑制も続けており、この四半期では1億7900万円まで低下した。ライフスタイルサポート事業に比べると抑制ぶりがわかる。今後、インフラやサーバーなどのコスト削減を行い、効率的な運用を行っていく。
 


売上高については右肩下がりの傾向が続いているが、次の四半期は、年末年始イベントや、IPコラボなどを行うこともあり、前四半期比でプラスに転じる見通しだ。
 
▲海外事業からの売上は3割弱をキープするなど高い比率にある。林高生社長は、海外展開の経験やノウハウを現在開発中の新規タイトルにも生かしていきたいと述べた。
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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