Eガーディアン、買収対象企業のセキュリティリスクを調査する「サイバー・デューデリジェンスサービス」を提供開始

イー・ガーディアン子会社のEGセキュアソリューションズは、M&Aを行う際、 対象となる企業のサイバーセキュリティにおけるリスクを詳しく調査する「サイバー・デューデリジェンスサービス」を12月19日より提供開始した。

「サイバー・デューデリジェンスサービス」は、脆弱性診断やセキュリティアセスメントのノウハウを活かし、 ウェブサービスやIoTサービスを事業の中心とする中小規模企業、 または中小規模事業を対象に、 M&Aの際にサイバーセキュリティの専門的知見と技術によるデューデリジェンスを提供するサービスだ。ウェブセキュリティの第一人者であるEGセキュアソリューションズの徳丸浩社長が監修しているという。

脆弱性診断やペネトレーションテストなどを専門とするエンジニアによる高度な検査・レポートのほか、ドキュメント精査やヒアリングなどの監査手法を用い、開発プロセス、運用プロセス、情報セキュリティマネジメントにおけるリスク評価や、 情報セキュリティ管理基準、 OWASP SAMM、 各種ガイドライン等を用いた組織的なセキュリティ成熟度の評価をする。

さらに、M&A後を見据えた改善提案や、改善実施の支援が可能なほか、 予算・スケジュールに応じた検査対象および検査方法の相談などもできるそうだ。

現在、 中小企業の経営者の高齢化による事業承継問題の深刻化や、 経済のグローバル化などに伴い、 M&A市場が拡大している。一般的に、 M&Aを行う際、 対象となる企業の価値やリスクなどを調査するデューデリジェンスは、 法律事務所や会計事務所、 ヘッジ・ファンドなどの専門家により行われている。

しかしM&Aが活性化する中、システムなどIT面で統合するケースのほか、ウェブサービス事業を譲渡するケースも多くなっているものの、文書の検証や監査のみでの評価が難しく、従来のデューデリジェンスとは異なる専門性を必要とするサイバーセキュリティにおけるデューデリジェンスが行われるケースが増えてきたことに対応する。
イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
直近業績
売上高117億5200万円、営業利益22億7200万円、経常利益23億1400万円、最終利益16億8900万円(2022年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
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