LINE、コロナウイルスの取り組みと業務方針を公開 イベントや採用面接のオンライン化、希望性の在宅勤務など

LINE<3938>およびLINEグループは、指定感染症「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」に関して、実施している取り組みおよび業務における対応方針を発表した。

同社が今回発表したのは、LINEプラットフォームによる利用者向けの取り組みと、社内向けの業務方針に関してとなる。

■利用者向けの取り組みについて

LINEおよびLINEグループでは、利用者向けに、下記の取り組みを行っている。

【LINE NEWS】

・国内外の発生状況を24時間体制でリアルタイムに伝えるとともに、予防や対策、相談窓口などの行動につながる情報を一覧で掲載

【LINEヘルスケア】

・「新型コロナウイルス感染症情報 厚生労働省」LINE公式アカウントにて、医師に無料で健康相談ができる「スマホでお医者さん相談」を提供

【LINEリサーチ】

・新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、現在困っている状況、不安に感じていること、欲しい情報などに関する調査を実施

【LINE】

・厚生労働省の要請を受け、「新型コロナウイルス感染症情報 厚生労働省」LINE公式アカウントを開設

・厚生労働省に協力し、ダイヤモンドプリンセス号の乗客・クルーと関係者専用のLINE公式アカウントを開設

 
■国内のLINEグループ各社の業務における対応方針について
LINEグループでは、CEOを含む経営メンバー、リスク管理担当者、産業医、人事・総務担当者を中心とした事業継続計画を実行する組織により、社内対策本部を立ち上げ、情報収集と、当社として取るべき対応の検討・従業員への指示を行っている。

加えて、グローバルにおけるグループ各社の所在地域ごとに従業員の感染リスク軽減や事業継続のための対応施策の検討、グループ間の情報共有体制を構築している。

今後の国内での新型コロナウイルスの感染拡大を鑑み、感染被害防止とLINEグループ各社に勤務する従業員(正社員、準社員、契約社員、アルバイト、一部の派遣社員と業務委託社員を含む)ならび に当グループ関係者の皆様の安全確保を最優先に考慮し、国内のLINEグループ各社は以下の対応を実施する。

・感染拡大段階に合わせた対応方針の策定

- 社内対策本部により、従業員がその時々に適切な対応をとれるよう、政府が定める感染拡大段階に合わせた対応方針を策定し、全従業員へ共有

・感染症予防行動

- 検温、マスクの着用、手指のアルコール消毒など、これまで以上に感染予防と体調管理を徹底

- 37.5度以上の発熱がある従業員には特別休暇を付与し、出社を停止

- 外務省海外渡航安全情報を基に、中国大陸や韓国(大邱広域市及び慶尚北道)から帰国した従業員は、原則14日間の在宅勤務を指示

・イベント・会議・出張について

- 多数の参加者が集まる主催イベント・会議・研修の開催は中止・延期。もしくは対面を避けオンライン開催へ変更(※1)

- 当社以外が主催するイベント・会議・研修への参加を中止。(※1)

- 採用面接は対面を避けオンラインでの面接へ変更(※2)

- 従業員の国内外への出張を禁止(※2)

‐ 国内全拠点で来客の受け入れを停止(※2)

・フレックスタイムおよび在宅勤務制度の導入

- 全従業員へフレックスタイム制度を導入し、ラッシュアワーを回避した出退社を推奨(7:00~22:00の間で各人が勤務時間を選択して勤務。コアタイムは11:00~16:00 ※2)

- 希望する従業員は、在宅勤務を選択可能(※2)

※1: 2020年3月6日までに実施・参加を予定していたイベントが対象 。自社主催イベントについては、一部3月末までを対象に中止・延期・オンライン開催への変更をしているものがある。

事態の収束状況に応じて期日延長の可能性がある。既に参加お申込みの受付を行っていたイベントにつきましては、弊社イベント担当者や告知サイトにて参加者様に中止・延期・オンライン開催へ変更の連絡をしている。

※2: 2020年2月26日~3月6日まで。事態の収束状況に応じて期日延長の可能性がある。
LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
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