SANKYO、20年3月通期の営業益を160億円から121億円に下方修正…新型コロナウイルスの影響で遊技機販売が下振れに

SANKYO<6417>は、本日(4月2日)、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年3月通期の業績予想で、売上高と営業利益の下方修正を行った。売上高を990億円から780億円、営業利益を160億円から121億円、経常利益を170億円から130億円にそれぞれ引き下げた。従来予想からの修正率は、売上高が21.2%減、営業利益が24.4%減、経常利益が23.5%減となる。

同社では、修正の理由について、新型コロナウイルスへの対応として、パチンコパーラーが店内の消毒など感染防止措置を行う一方、広告宣伝を自粛する動きが出ていることから、一部で新台入替の時期を遅らせるなどの動きが出ており、パチンコ・パチスロ機の販売台数が当初予想を下回る見込みになった、としている。

他方、最終利益については110億円から130億円に引き上げた。グループの事業再編に伴い、連結子会社の事業の一部を新設分割の上、株式譲渡したことによる特別利益を計上する。株式市場の大幅な下落に伴い投資有価証券評価損として、約15億円を特別損失に計上するが、最終利益は予想を上回る見通しだ。

 

会社情報

会社名
株式会社SANKYO
設立
1966年4月
代表者
代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6417
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