日本BS放送、2月中間期の営業益は6%増の10億円 費用コントロール奏功 ゲームやアニメ関連の番組を強化

日本BS放送(BS11)<9414>は、4月8日、第2四半期累計(2019年9月~2020年2月)の連結決算を発表し、売上高56億9000万円(前年同期比6.3%減)、営業利益10億1200万円(同6.1%増)、経常利益10億1700万円(同6.6%増)、最終利益6億9000万円(同6.8%増)と減収増益だった。

同社によると、広告媒体多様化による業界環境の変化に伴い売上高は低下したものの、番組関連費用と広告宣伝費などの費用を適切にコントロールしたことで、営業利益と経常利益、最終利益はプラスで着地したとのこと。

ゲームに関連して、eスポーツ大会も主催した。「BS11CUP全日本eスポーツ学生選手権大会 第2回ウイニングイレブン大会」を2019年10月から12月にかけて開催した。さらに12月15日の決勝大会は、BS11オンデマンドで同時配信し、準決勝以降の試合はBS11で生放送を行った。
 


アニメ関連番組も強化した。人気声優がドラマに挑戦する紀行バラエティ番組『声優がドラマに出たらこうなりました。~聖地創生プロジェクト~』の放送を開始したほか、毎週40タイトルのアニメ関連番組の放送、アニソンライブイベント「Anison Days Festival2019」などを開催した。

製作委員会へ出資した『宝石商リチャード氏の謎鑑定』、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』、『インフィニット・デンドログラム』、『へやキャン△』、『TVアニメ「22/7計算中」』、『ドロヘドロ』、『イド:インヴェイデッド』、『ダーウィンズゲーム』などがある。