サイバーエージェント、3月中間の営業益は45%増の202億円 ABEMA投資継続もゲームと広告けん引 グラブル、プリコネR、ガルパ、このファン貢献

サイバーエージェント<4751>は、本日(4月22日)、第2四半期累計(19年4月~20年2月)の連結決算を発表し、売上高2448億円(前年同期比7.3%増)、営業利益202億円(同45.0%増)、経常利益202億円(同47.4%増)、最終利益47億円(同337.9%増)だった。

中長期の柱に育てるため「ABEMA」への投資を行った一方で、ゲームと広告が売上、利益ともに拡大し全体の収益拡大をけん引した。

 


セグメント別の状況は以下の通り。

①メディア事業
「ABEMA」、「Ameba」、「タップル誕生」等が属している。「ABEMA」への投資をしつつ、売上を伸ばし、売上高260億円(同12.9%増)、営業損益92億円の赤字(前年同期は90億円の赤字)となった。

②ゲーム事業
Cygames、Craft Egg、サムザップ等が属している。『グランブルーファンタジー』や『プリンセスコネクト!Re:Dive』、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』など主力タイトルの周年記念を迎えたことに加えて、新作『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』が好スタートを見せ、売上高801億円(同5.0%増)、営業利益155億円(同45.9%増)となった。

③インターネット広告事業
インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、CyberZ等が属している。新規開拓した広告主を伸ばす戦略が奏功し、売上高1401億円(同8.7%増)、営業利益123億円(同28.1%増)となった。

④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は33億円(同32.8%減)、営業利益27億円(同32.5%減)となった。

⑤その他事業
その他事業には、CAM、マクアケ、ゼルビア等が属しており、売上高96億円(同2.9%増)、営業利益7億円(同252.2%増)となった。


 
■2020年9月通期の見通し

続く2020年9月通期は、売上高4650億円(前期比2.5%増減)、営業利益280~320億円(同9.2%減~3.8%増)、経常利益280~320億円(同8.2%減~4.9%増)、最終利益80~100億円(同372.1~490.1%増)を見込む。従来予想からは変更はない。

 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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