ノイジークロークは、オンラインのみで高品位のオーケストラレコーディングを実現する新プロジェクト『プライベート・スタジオ・オーケストラ(Private Studio Orchestra)』を発表した。
レコーディングの冒頭に作曲家・編曲家、演奏家は各楽器のパートリーダーがオンライン会議システムにて集まり、楽譜の解釈についての打ち合わせをおこなう。もちろんクライアントの方も参加が可能で、音楽の全体的なイメージをすりあわせる。ここまですべてオンラインで完結できる。
その後、あらかじめ定めたスケジュールに従って演奏家は自身の好きな時間に自宅で収録をおこなう。時間を合わせて集合する必要がないため、人気のある優秀な演奏家のアサインが可能となる。
そしてタイミングのよいところでディレクターが途中経過を確認し、演奏の方向性を指示。ディレクターも現場に張り付いている必要がなく、時間を効率的に使える。最後に、ノイジークロークにデータを集約し、最終的な音質の均一化や整音をおこない、トラックダウンをして納品するという流れだ。
本プロジェクトの始動にあわせて、楽曲のオーケストレーション(オーケストラへの編曲)業務、およびすでにオーケストレーション済みのMIDIから完璧なオーケストラ楽譜作成のサービスも開始するという。
また演奏家に向けて、DAWや機材の操作、最適なマイキングや防音手法をオンラインサポートすることも発表。完全に無償で対応するとのこと。