ネット企業と通信事業者の全9社、防災意識の啓発を目的とした取り組み「サイバー防災」を開始


インターネット事業会社と通信事業会社の全9社は、インターネット上の防災意識の啓発を目的とした取り組み「サイバー防災」を「サイバー防災の日」である6月9日より開始した。

なお、この「サイバー防災」に参画する企業は、NTTドコモ<9437>、ディー・エヌ・エー<2432>、メルカリ<4385>、グリー<3632>、KDDI<9433>、DMM.com、ソフトバンク<9434>、ヤフー、LINE<3938>の全9社となる。

インターネットを安心・安全に利用するためには、インターネット上でも防災意識を持つ必要がある。「サイバー防災」への参加は公式サイトにアクセスすることから始まる。アクセスすると広がるのは、インターネットがあったと仮説をおいてアレンジした童話の世界。「サイバー防災」版「白雪姫」「赤ずきん」「三匹の子豚」を通じ、インターネット上の安心安全な使い方を学ぶことできる。

■「サイバー防災」実施概要
今年参画する各社はいずれもセキュリティ強化に向けた取り組みを継続的に行っているが、まだまだ不正行為が消えないことも事実。また、不正行為は日々巧妙化している。セキュリティ技術の向上・改善だけでなく一般の皆様へのサイバーセキュリティ啓発活動は各社で重要な課題となっており、今回全9社が参画して「サイバー防災」を実施することとなった。

【名称】
「サイバー防災」 ※昨年まで「サイバー防災訓練」の名称で実施

【開催日程】
2020年6月9日(火)~6月23日(火)

【参各企業】
・株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤 和弘)
・株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功)
・株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役CEO (社長):山田 進太郎)
・グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:田中 良和)
・KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高橋 誠)
・合同会社DMM.com(本社:東京都港区、最高経営責任者:亀山 敬司)
・ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙)
・ヤフー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川邊 健太郎)
・LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)
以上、全9社50音順。今年始めて参画するのは、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社メルカリ、グリー株式会社、合同会社DMM.comの4社。幹事社はLINE株式会社。

【協力】
一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター、警視庁

【「サイバー防災」参加方法】
公式サイト(https://www.cyber-bousai.jp/)にアクセス

■童話から学ぶ、インターネットの安心安全な使い方
童話の世界にインターネットがあったなら?「白雪姫」「赤ずきん」「三匹の子豚」の世界にインターネットがあったと仮説した物語からインターネット上で防災意識を持つ必要性や、身を守る対策方法を学ぼう。悪役はインターネットの盲点を突いて、主人公に不正なアプリをインストールさせたり、身近な人になりすまして乗っ取りを行ったり、パスワードを予測して家の中に侵入したり、主人公に対する不正行為を試してくる。



インターネット上での防災意識を持っていれば罠にはまらずに済んだものの、防災意識が低いばかりに罠に引っ掛かってしまった主人公たちは、身を守るためにみんなでシェアハウスで暮らし始めるようになる。それでもなお、忍び寄る危険の数々。これらの危険から主人公を守れるかは、参加者がクイズに答えて正解できるかにかかっている。

さらに、クイズ5問全てに全問正解すれば、「サイバー防災」とLINEスタンプ人気イラストレーターくまみねさんが特別コラボレーションしたLINEスタンプ「サイバー防災×仕事猫現場」を無料ダウンロードできる仕掛けも設けている。



サイトの後半には、日常的に利用するサービスの安心安全な使い方を紹介している。この機会に、インターネット上の防災意識を高めて、インターネットを安心安全に使おう。
 
「サイバー防災」の取り組みは今年4年目となる。民間主導かつ官民連携で毎年、継続的に実施し、参画・協力各社SNSやメディアから情報発信を一斉に行うことで、一般のサイバーセキュリティ意識が向上することを目指している。