gumi、第1四半期の営業益は632%増の9.5億円と大幅増益 『FFBE幻影戦争』などモバイルオンラインゲーム好調

gumi<3903>の第1四半期(5~7月)の連結決算は、売上高53億5100万円(前年同期比11.1%増)、営業利益9億5000万円(同632.7%増)、経常利益10億8200万円(同2528.8%増)、最終利益9億0100万円(前年同期は1億7100万円の最終損失)となった。

『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(FFBE幻影戦争)』を中心に主力のモバイルオンラインゲームが好調だった。またブロックチェーン領域における暗号資産評価益として1億円が営業外収益に計上され、経常利益を押し上げた。

 


第1四半期連結累計期間のセグメントごとの状況は以下のとおり。


(モバイルオンラインゲーム事業)
売上高53億2700万円(前年同期比10.6%増)、営業利益10億2900万円(前年同期比251.5%増)となった。

売上高に関しては、『ファントム オブ キル』や『誰ガためのアルケミスト(日本語版)・(海外言語版)』、『クリスタル オブ リユニオン』、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版)・(海外言語版)』が堅調に推移したことに加え、『FFBE幻影戦争』が国内外で好調に推移した。

営業利益に関しては、売上高の増加に加え、費用対効果を重視した効率的なプロモーションの実施により広告宣伝費が減少したことから、前年同期比で増益となった。


(XR事業(VR、AR、MR等))
営業損失6200万円(前年同期は1億0600万円の営業損失)となった。Tokyo XR Startups等におけるインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のXR市場におけるスタートアップ企業に対し様々な支援を提供した。また、同社グループが参画しているVR Fund,L.P.を通じたグローバル投資を実行し、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携を図ってきた。


(ブロックチェーン事業)
売上高2400万円(前年同期はなし)、営業損失1600万円(前年同期は5600万円の営業損失)となった。

主にgumi Cryptosで行っているコンセンサスノードの運営や子会社であるエイリムが投資先であるdouble jump.tokyoと共同開発した『BRAVE FRONTIERHEROES』が売上に寄与した。また、引き続きgumi Cryptosを通じ、新たなテクノロジーを活用する世界各国のブロックチェーン企業に対し、様々な支援を提供した。


なお、2021年4月通期の業績予想は非開示。事業環境が短期的に激しく変化するため、適正かつ合理的な業績予想の算出が困難であるため、としている。
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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