【連載】米英はハイパーカジュアルが活況…世界のゲームトレンドを読み解く「4大ゲームジャンル最新レポート」より(提供:Facebook Gaming)

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世界各国のアプリマーケティングを行なっているFacebook Gaming。Facebookを活用したプロモーションはもちろん、様々なツールやスキームを活用したマーケティング支援を行っており世界中のアプリにて活用されている。
 
また、Facebook Gamingでは広告配信や計測の支援の他にも、マーケターコミュニティを形成し、これまでの成功事例の共有や様々なレポート提供も行われている。
 
本稿では、そんなFacebook Gamingのレポートから提供されている様々な事例やデータを紹介していく。グローバル展開はもちろんのこと、普段のマーケティングにおいても活用できるようなデータを紹介していく。(以下、Facebook Gaming より)

 

 
今回、Facebook Gamingから「4大ゲームジャンル 最新レポート」を公開しました。本レポートでは、4つの市場におけるプレイヤーの嗜好マーケティングにおける印象などを網羅したデータを公開しています。
 
本連載では、Facebook Gamingがこれまでの取り組みにて培ったレポートやベストプレクティスを紹介していきたいと思います。
 
世界展開をお考えのゲーム企業のお役に立てれば幸いです。
 
4大ゲームジャンル 最新レポート
 

■日本のユーザーは「位置情報」ジャンル…人気シリーズの位置情報ゲームが要因か

 
本稿では、「4大ゲームジャンル 最新レポート」を一部紹介します。まずはモバイルゲーマーが特定のゲームをプレイする理由についてのデータです。



ご覧のように、多くのユーザーが新しくゲームをプレイする上で、ジャンルを意識しているのが伺えます。

ここで、4つの市場における人気ジャンルをご紹介します。



日本国内では人気シリーズの位置情報ゲームがリリースされた影響もあり、”AR/位置情報”が人気ジャンルとして挙げられています。

さらなる詳細の統計などを知りたい場合は、以下よりレポートが取得できますのでよろしければご覧ください。
 
4大ゲームジャンル 最新レポート
 

■ 調査背景…Facebook Gamingが感じた世界のトレンド

 
ここで、本レポートを作成するに至った経緯についてお話しいたします。

2019年の終わりごろ、Facebook Gamingマーケティングチームでは、2020年のゲームマーケティングに影響を与えそうなトレンドについて話し合いました。その話し合いで候補に挙がったトレンドは次の4つです。


1.5Gのインパクト: 新興市場に関してはもちろん、配信モデルについてもサブスクリプション型サービスやゲームストリーミング、クラウドゲーミングの増加という形での影響が予想されました。

2.ゲームの中でコミュニティが、そしてコミュニティの中でゲームが果たす役割

3.個人レベルのつながりが持つ影響力の増大: モバイルゲームがコモディティ化するにつれ、ゲームとプレイヤー(またはプレイヤーの時間)との価値交換が重要さを増していくと予測しました。

 そして最後に、最も大きく影響してくると考えられたのが「4.ジャンルの多様化」です。

既存のジャンルの枠にとらわれない作品が増えており、プレイヤーのジャンル嗜好やプレイ動機にも影響してくると予想されました。

今にして思えば、私たちの予想は総じてかなり当たっていました。例えば5Gは、米国や一部のAPAC市場以外での出足こそ鈍ったものの、やはり帯域幅への需要が高まっているだけあって、展開は急ピッチで進んでいます。

また、ゲームにおいてコミュニティやつながりは常に一定の役割を果たしてきたとはいえ、新型コロナウイルス感染症の流行はゲームビジネスにおいても大きな影響をもたらしました。感染拡大抑止のため物理的に会えない大切な人と一緒に過ごす一つの手段として、ゲームが注目されはじめたのです。

その結果、当然ながら個人レベルのつながりや価値交換の重要性が飛躍的に高まることになったので、私たちはこのキートレンドも捉えることができたと言えるでしょう。
 
 

■ 4市場4ジャンルを対象にしたゲームユーザーの嗜好性を調査

 
私たちにとってパンデミック以前から最も興味深かったトレンドは、モバイルゲーマーの「プロファイル」が多様化し続けていることでした。加えてジャンルの多様化や細分化が進み、プレイヤーにも新しいジャンルを積極的に試してみようという意向の高まりが感じられいてたからです。
 
では、このトレンドのどこが特別だったと言えるのでしょうか。2019年末、FacebookパートナーであるGameRefineryがクライアントのために、ジャンル特徴分析に関する研究を企画しました。Facebookからはアジア太平洋チームがこれに協力する傍ら、Facebook IQがジャンルとプレイヤー嗜好に関するリサーチを実施しました。
 
集まり始めたデータから、モバイルゲーマーの間で特定のジャンルにこだわらない傾向が強まっていることがうかがえました。GameRefineryの研究が非常に好評だったこともあり、私たちはこの新しいトレンドを掘り下げていく必要があると判断したのです。
 
そこでマーケティングトレンドレポート担当チームにも協力してもらい、プレイヤーの嗜好についての詳細調査と、GameRefineryの先進的な要素ランキングシステムを組み合わせての分析を試みました。そうすることで特定のジャンルを好んでプレイする傾向と、そのジャンルで人気上位のゲームに使われている要素との間に、相関性があるかどうかを俯瞰してみたのです。
 
6か月にわたる分析と考察と作業の末に、針に糸を通すような精密さのレポートが完成しました。4市場4ジャンルを対象に、各々をどのような(デモグラフィック属性の)人々が、どのような要素を求めてプレイしているのかを、以下の4つの観点から分析しています。
 
・なぜそのジャンルを選んだのか、そのジャンルは好みにどれぐらい合致しているか

・コミュニティはプレイヤーのジャンル選びにどのような役割を果たしているか

・各ジャンルにはどのような収益化戦略が適しているか

・各ジャンルのプレイヤーを獲得するにはどのような広告を作ればよいか



 そしてGameRefineryの分析をこの4つの観点にあてはめ、どのような要素がどの観点での魅力を強化しているかを特定することで、プレイヤーの満足度を高める余地がどこにあるかを探りました。
 
結果として、米国、英国、日本、韓国のRPG、ストラテジー、パズル、ハイパーカジュアルゲームにおけるプレイヤーの嗜好、各ジャンルに求める価値とそれに応えうる要素、コミュニティや広告に対する印象までを網羅する、本当の意味で総合的なレポートが完成したのです。
 
冒頭にお見せしたレポートだけでおいても、市場の違いをみることでマーケティングのアプローチも少し異なって考えられるようになれます。今後も数回にわたってレポートやベストプラクティスを紹介していきたいと思います。詳細について気になる方はFacebook Gamingまでお問い合わせください。
 

4大ゲームジャンル 最新レポート

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