SEH&I、9月中間期は営業利益が70%増の4億円…出版と教育・人材、ゲームなどが好調

SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>の9月中間期の連結決算は、売上高28億6300万円(前年同期比2.0%減)、営業利益4億0400万円(同70.3%増)、経常利益4億1100万円(同79.5%増)、最終利益2億5000万円(同159.5%増)となった。

出版事業とソフトウェア・ネットワーク事業、教育・人材事業が業績拡大をけん引した。

セグメント別の業績については以下の通り。

出版事業では、書籍のオンライン販売、Webメディア及び電子書籍販売各事業が期初から好調に推移したことに加え、第2四半期において書籍の店頭販売及び新刊書籍販売も持ち直してきたことから、売上高17億8800万円(同0.5%増)、セグメント利益(営業利益)4億4500万円(同27.0%増)となった。

コーポレートサービス事業では、徐々に業績回復しつつあるものの、新型コロナウイルス感染症拡大による受託案件の一時凍結や進行遅延などの影響が継続し、売上高2億6900万円(同36.9%減)、セグメント損失(営業損失)2600万円(前年同期はセグメント利益2800万円)となった。

ソフトウェア・ネットワーク事業では、店舗売上などは新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、新規事業の採算が徐々に向上してきたことや、既存ゲームコンテンツ売上などが堅調に推移したことなどから、売上高3億5800万円(同0.2%増)、セグメント利益(営業利益)1100万円(前年同期はセグメント損失7800万円)となった。

教育・人材事業では、IT人材研修事業が期初から好調に推移したことに加え、オンライン化の推進などが功を奏し、売上高3億7700万円(同27.4%増)、セグメント利益(営業利益)7400万円(同50.1%増)と大幅増収増益になった。

投資運用事業では、有価証券投資運用額増加に伴う利息・配当金収入増加があったものの、営業投資有価証券株式評価損を計上したことなどにより、売上高6900万円(同12.3%増)、セグメント利益(営業利益)3500万円(同6.0%減)となった。
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