ドリコム、20年10~12月の利益も過去最高 外注費中心にコスト削減し収益性改善進む 全体的に良好な中『ダビマス』が「特に好調」



ドリコム<3793>は、この日(1月28日)、第3四半期(2020年10~12月)の決算を発表し、累計の利益だけでなく、四半期の各利益が過去最高を更新したことを明らかにした。

・売上高:29億7100万円(前期比19.7%増)
・営業利益:6億3100万円(同218.3%増)
・経常利益:6億2100万円(同183.8%増)
・最終利益:4億7200万円(同167.3%増)
 


オンラインでの決算説明会に臨んだ内藤裕紀社長(写真)は、「周年タイトルの多い第1四半期の売上には及ばなかった。それにも関わらず利益が第1四半期を上回ったのは収益力の向上が進んでいることを示している」と自信を示した。

収益改善の要因は、生産性の向上に伴い、外注費や原材料仕入高などを抑えることができたことにあるという。BlasTrain(ノックノート社のゲーム事業)のグループに迎えたことも大きな要因となった。「広告宣伝費削減など一過性の増益要因によるものではない」。
 


タイトルごとの採算性については、不採算タイトルの収益改善が進んでおり、赤字タイトルは1本のみとなった。そのタイトルも赤字幅の縮小が進んでおり、2021年3月期の上期中には損益均衡・黒字化を目指しているという。
 


なお、売上も20%近い伸びだったが、『ダービースタリオンマスターズ』が特に好調だったそうだ。サービス開始4周年を迎えたことに加えて、アーモンドアイがGI最多勝を達成し、3歳牡馬と牝馬で3冠馬が誕生するなど、JRAが盛り上がりを見せたことも背景だろう。
 
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
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