欧州委員会、マイクロソフトによるZeniMax Media買収を承認

ブリュッセルを拠点とする欧州委員会は、3月8日(現地時間)、米国マイクロソフトによるZeniMax Media買収の承認を明らかにした。

今回の承認について欧州委員会は、「両社の合併によってもその地位は限定的であり、競合他社の存在も考慮すると競争法上の懸念は生じない」と判断を下している。

今回の買収は2020年9月に​マイクロソフトが、『Fallout』『The Elder Scrolls』などの人気シリーズを手がけるBethesda Softworksの親会社ZeniMax Mediaに対して行っている。その買収金額は75億ドル(約7888億円)で、現金で支払うという。買収の完了は2021年会計年度の後半に完了するとしている。

これでマイクロソフトは、大人気ゲームシリーズの『Fallout』だけではなく、国外では特に人気の『Doom』シリーズを開発するId Software、Bethesda Game Studios、id Software、ZeniMax Online Studios、Arkane、MachineGames、Tango Gameworks、Alpha Dog、Roundhouse Studiosといった開発・パブリッシングスタジオを傘下に収めることになった。

Bethesdaの複数のタイトルや現在開発中の『Starfield』については、PCとXBOX向けのXbox Game Passに追加するとしているものの、独占であるかなど詳細は明らかにしていない。