デジタルハーツHD、IT人材プラットフォーム事業などを手掛けるアイデンティティーを買収…取得価額は約16億円

デジタルハーツホールディングス<3676>は、IT人材プラットフォーム事業などを手掛けるアイデンティティーの全株式を取得し、子会社化することを発表した。取得価額は16億1500万円。

アイデンティティーは、フリーランスエンジニアなどのIT人材を対象に、フリーランスマッチング、人材紹介や人材派遣といった人材サービスを顧客企業に提供するITリソースサポート事業を展開している。同社の人材登録プラットフォームであるtechcareerシリーズでは、業界トップクラスのフリーランス求人案件数を誇るとともに、エンジニアとしての専門性を高めるための教育支援から福利厚生に至るまで幅広い登録者へのサポート体制を備えていることを強みとしており、techcareerシリーズへの登録者数は毎月100人超のペースで増加を続け、現在では1万1000人を超える水準に達している。

今後、デジタルハーツHDグループが高い成長を継続するためには、さらなるエンジニアが必要となることから、今回、豊富なエンジニア人材プールを有するアイデンティティーを子会社化することとなった。

これにより、同社グループは、機動力のあるテスト人材約8000 人、国内エンジニア・セキュリティ人材約400人、ベトナムオフショアでのエンジニア約400 人、techcareerシリーズの登録エンジニア約1万1000人という人材プールを有することとなる。同社グループは、こうした豊富な人材をベースに、企業ミッションである「SAVE the DIGITAL WORLD」の達成に向け、IT 人材プラットフォーム企業として次なる成長ステージを目指していく。

なお、今回の子会社化では、アイデンティティーの事業のうち、新規事業として投資フェーズにあるIT人材採用支援事業を、基本契約締結後に新設予定のWork with Joyに吸収分割より移管したうえで、同社のエンタープライズ事業と親和性が高く、既に安定した収益化を実現しているIT人材プラットフォーム事業およびITリソースサポート事業が残る形となるアイデンティティーの全株式を取得する予定だ。アイデンティティーの株式については、基本契約締結後に資産管理会社の8に100%株式移転される予定であり、デジタルハーツHDは資産管理会社から株式を取得する予定だ。

株式会社デジタルハーツホールディングス
https://www.digitalhearts-hd.com/

会社情報

会社名
株式会社デジタルハーツホールディングス
設立
2013年10月
代表者
代表取締役社長CEO 二宮 康真
決算期
3月
直近業績
売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(202年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3676
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