コーエーテクモ、第3四半期は減収・赤字幅縮小-ソーシャルゲーム好調でセグメントは黒字転換

 コーエーテクモホールディングス<3635>が2月7日に発表した第3四半期(4-12月期)累計の連結業績は、売上高194億7400万円(前年同期比11.1%減)、経常損益2億4600万円の赤字(前年同期8億0900万円の赤字)、四半期純損益9100万円の赤字(同9億5900万円の赤字)だった。  同社では、主力タイトルの発売が第4四半期に集中していることから、先行投資が発生したため、営業損益、経常損益、四半期純損益が赤字になった、としている。ただ、徹底した経費削減や業務効率の向上に努めた結果、前年同期に比べて赤字幅は縮小したとのこと。  セグメント別では、ゲームソフト事業では開発費負担が先行したため、営業赤字となる一方、オンライン・モバイル事業は売上高33億4800万円、営業利益5億円と黒字に転換している。「100万人の信長の野望」や「100万人の三国志」のサービスを開始したほか、今期中に数タイトルの投入を予定しているという。  そのほか、アミューズメント施設やパチンコ機関連の事業も堅調に推移した。  3月通期は、売上高345億円(前期比変わらず)、経常利益45億円(同48.9%増)、当期純利益27億円(同3.7%増)を見込む。業績予想に変更はない。