GMOH&S、前12月期は増収減益-セキュリティサービス伸びる

 GMOホスティング&セキュリティ<3788>が2月8日に発表した2010年12月期の連結業績は、売上高83億3300万円(前期比9.7%増)、経常利益10億6900万円(同7.8%減)、当期純利益6億8100万円(同11.1%増)だった。  主力のホスティングサービス事業で、高いセキュリティ環境ニーズや低価格サービスへの需要に応えるため、新たなサービスを投入したことや、子会社化したワダックスのホスティングサービスが順調に推移したとしている。同事業の売上高は61億5300万円(前期比100.1%)、営業利益8億3500万円(同77.0%)だった。

 また、セキュリティサービス事業では、クラウドサービスの普及に伴い、1つのサーバ証明書で複数台利用できるサービスの提供や、日米英の各拠点の販売代理店の増加に注力した。同事業の売上高は、16億4900万円(前期比123.8%)、営業利益2億0400万円(同363.5%)だった。

 

■2011年12月期の見通し

 2011年12月期は、売上高97億9100万円(前期比17.5%増)、経常利益11億5000万円(同7.6%増)、当期純利益6億3600万円(同6.6%減)を見込む。

 主力のホスティング事業では、クラウド関連サービスにリソースを集中し、手軽に利用できる低価格サービスを拡充し、顧客の裾野の拡大を目指す。またセキュリティサービス事業では、電子認証サービスのブランド認知度を向上させ、さらなる世界シェア拡大を目指して販売代理店の拡充を図る。