アドウェイズ、第2四半期は『カイブツクロニクル』やスマホ向け広告が伸び営業益14%増を達成

アドウェイズ<2489>は、この日(11月10日)発表した第2四半期(4~9月期)の連結決算は、売上高88億2500万円(前年同期比10.9%増)、営業利益5億6300万円(同14.5%増)、経常利益5億7500万円(同16.1%増)、四半期純利益3億4700万円(同30.6%増)だった。     売り上げについては『カイブツクロニクル』などソーシャルゲームの収益が拡大したことに加え、モバイル向けアフィリエイト広告、スマートフォンアプリ向け広告「AppDriver」などが伸びた。利益面では、増収効果に加えて、『カイブツクロニクル』の課金収入が増加したことで収益率が向上したとのこと。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■インターネット広告事業は、売上高19億0800万円(同2.4%減)、セグメント利益2億4700万円(同27.3%減)だった。東日本大震災を背景とした広告主の出稿自粛が影響したことが影響した。広告主や提携サイト数はともに増加している。 ■モバイル広告事業は、売上高56億3800万円(同9.3%増)、セグメント利益5億5300万円(同13.0%増)だった。スマートフォンアプリ向け広告「AppDriver」の広告取り扱い高が伸びたほか、IMJモバイルより取得した「VERSiON-M」が寄与した。 ■コンテンツプロバイダ事業は、売上高7億6000万円(同151.6%増)、セグメント利益1億3900万円(同685.0%増)だった。連結子会社化したラビオンソーシャル『小悪魔キャバ嬢らいふ』がヒットした。 ■海外事業は、売上高3億0200万円(同151.6%増)、セグメント利益1億3900万円(同685.0%増)だった。アフィリエイト広告「CHANet」を軸に広告売上高が伸びるとともに、『カイブツクロニクル』の課金収入が増加した。   ■2012年3月期の見通し 2012年3月期は、売上高176億5000万円(前期比11.0%増)、営業利益11億2000万円(同30.2%増)、経常利益11億5000万円(同33.0%増)、当期純利益8億9000万円(同47.0%増)を見込む。     国内では、アフィリエイト広告事業とその周辺事業に経営資源を重点的に分配し、広告主数や提携Webサイト数の増加を図る。スマートフォン版ゲームアプリのラインナップの拡充を進めるとともに、スマートフォンアプリ向け広告『AppDriver』のネットワーク拡大に取り組む。 海外では中国におけるアフィリエイト広告市場に関しても今後の拡大を予想し、営業体制の強化を図り、シェアの拡大と収益力の向上に取り組む。今後市場の拡大が予想される新興国マーケットへの参入を加速し、世界マーケットにおける営業基盤の拡大にも注力する方針だ。
株式会社アドウェイズ
http://www.adways.net/

会社情報

会社名
株式会社アドウェイズ
設立
2001年2月
代表者
代表取締役社長 山田 翔
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
2489
企業データを見る