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【Speee】SEOの会社がなぜソーシャルゲーム? 大塚社長にその狙いと今後の展開を聞く

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今回は、Speeeの業績が好調だ。「デロイト 日本テクノロジー Fast50ランキング」で、直近3年間の売上高成長率664%を記録して50位中5位。グリーに次ぐ成長率となっている。Speeeは、SEOサービスのベンチャー企業として知名度が高いが、現在、スマートフォン向けのソーシャルゲームに進出すべく開発に力を入れている。大塚 英樹 社長に開発の進捗状況や今後の展開について話を聞いた。

 

■来年にスマートフォンアプリを2タイトルリリース予定

---: まず、御社の事業の概要について教えていただけますか?

大塚 : 当社は、2007年にモバイルSEOの会社として創業し、その後、PCやスマートフォンにデバイスを広げてサービスを展開しています。現在、PCのSEOサービスの売り上げがモバイルのSEOを上回っています。

このほか、専門特化型メディアを運営しています。専門特化型というのは、カカクコムさんやリブセンスさんのようなサイト形態で、まずは、不動産賃貸サイトの運営を当社では行っています。不動産賃貸のサイトは、検索で利用されることが多く、SEOビジネスとの親和性が高いのです。いわゆる成果報酬型のモデルで、成約件数に応じて収益をあげています。このサービスは、約1年前に開始しました。今後は、現在の不動産賃貸サイトが抱える課題を解決するための施策もリリースしていくつもりです。

 

---: それで今回、スマートフォンのソーシャルゲームに進出することにしたわけですね。

大塚 : そうです。スマートフォンアプリ事業については、年明けに、2タイトルをリリースする計画です。周知の通り、現在、フィーチャフォンのソーシャルゲームについては、ほぼ勝ち組が決まっており、新規参入をして一定のポジションを取るのは困難ですが、スマートフォンはまだまだチャンスがあると思っています。スマートフォンにターゲットを絞って事業を展開する予定です。

 

---: 完成度はどのくらいなんでしょうか? また、対応するOSは何にする予定でしょうか?

大塚 : そうですね。完成度は現在、50%程度になります。国内だけでなく、その後のグローバル展開を見据えたタイトルとなる予定です。ゲームエンジンを使えば、iOSとAndroid双方に対応するアプリを開発できますので、当然、iOSとAndroidに対応させます。もしかしたら両OSで同時リリースとはならないかもしれませんが…。

 

---: ソーシャルゲームというと、様々なジャンルのタイトルがあるかと思いますが、どういうジャンルのゲームにされるのですか?

大塚氏: すみません。ゲームジャンルに関してはちょっとまだお伝えを控えたいのですが、ビジネスモデルは、スタンダードなダウンロード無料でアイテム課金制とする予定です。

 

---: わかりました。ゲームのジャンルだけでなく、内容も含めてお話しできる段階になったら、ぜひお願いします。ネイティブアプリとWEBアプリについてはどのようなお考えをお持ちでしょうか?

大塚氏: 将来的には、WEBになるでしょうが、現在は、ネイティブアプリかWEBアプリかは状況に応じて判断していくことになるでしょう。当社では、ユニークさを出す意味でも、開発の難易度の高いネイティブアプリからリリースしたいということがありますし、後発として出ていくわけですから、今回はあえてネイティブアプリも出したいと考えました。

 

---: リリース後のプロモーションですが、現在、どこまで計画はできているのでしょうか? 各社、頭を悩ませている事項のひとつかと思いますが。

大塚氏: その点は非常に難しいですね。色々な会社に相談しながら、プロモーションの戦略を固めているところです。当社は、多くの会員を抱えているわけではありませんので、「ウルトラC」はないと考えています。とはいえ、この分野は日進月歩していることもありますし、独自調査を進めつつ、「他の会社さんにお手伝いをお願いすることになると思います。AndroidもiOSもマーケットで見つけてもらうのは簡単ではありません。ランキングのロジックは理解しているとはいえ、何かの施策を打つにしてもコストが掛かりますから。

 

---: アドウェイズさんも成功していますし、最近だと占いアプリを展開しているポッケさんが非常に好調だと聞いています。トップセールスでも上位に入ったりしていました。ポッケさんもiPhoneアプリについては広告費用を一切使っていないそうです。

大塚氏: コンテンツのジャンルによっては、例えば、App Storeのトップセールスの下の方であっても、クリックされやすいですね。ゲームだとランキングの下のほうだと厳しいです。どのアプリを提供している会社がどのタイミングでリリースした、など情報を因数分解して、溢れている情報に囚われずに冷静に調査することが重要だと考えています。当社は、実行のための調査は非常に重視している会社ですので。

 

---: セミナーに出席したり、ネットメディア経由で流れてくるセミナーレポートを見たりすると、「これ本当?」と思わず聞き返したくなる情報がありますから、真偽を見極めるのも重要ですね。御社では、市場調査をどの程度されているのですか?

大塚氏: 海外については社内の一部のスタッフがシリコンバレーに出向いて現地調査などを行なっています。現地ユーザーのスマートフォンの使い方から流行を調査するだけでなく、先行している会社のお話を聞くといったことも行なっています。

 

---: その後のリリース計画などはありますか?

大塚氏:現在開発を進めているタイトルのリリースが完了したら、徐々にライン数を増やしていきたいとは考えています。ただ、スマートフォンのソーシャルゲームは、主流となるゲームジャンルが国内外でまだ明確になっていないように思います。まぁカードバトルは圧倒的なので、あると言えばあるのですが…。どちらにしてもマーケットの状況をを探りながらになりますので、手当たり次第、ライン数を増やすという考えもありません。マーケットの状況が判明次第、いつでも対応できるように体制を整えておきたいという考えです。

 

■スタッフの採用について

---: 現在、アプリの開発に従事されているスタッフは何人でしょうか?

大塚氏:基本は1ライン5-6名で開発を行なっています。デザイン、企画、エンジニアなど、ゲーム開発に必要な、スタンダードな職種構成になっていると思います。ただ、イラスト部分だけは、開発パートナーにお願いしています。将来的にはイラストレーターも社内で採用できるようにしたいですね。

 

---: 規模の大小を問わず、各社、エンジニアの採用にだいぶ苦労しているようです。さきほどラインを増やすというお話でしたが、御社ではいかがですか?

大塚氏: 当社も御多分にもれず、なかなか大変です。採用にあたっては職種を問わず、コミュニケーション能力を重視します。このビジネスは、簡単ではありません。定期的に事業の進む方向を示す必要がありますし、そのためには経営陣の話している内容を十分に理解してもらなわないといけません。また、業務をすすめる上でも、その都度、同じライン内でのコミュニケーションが不可欠ですから。新規事業という観点からも、柔軟性とコミット感が求められるので、コミュニケーション能力は非常に重要だと思っています。

 

---: 最近、ベトナムやインドネシア、シンガポールに進出する企業が多いですが、御社もアジアでの開発拠点の展開も考えておられるのですか?

大塚氏: ベトナムやシンガポールも考えますし、私も直接ベトナムの開発会社をいくつか回らさせて頂きました。同時に、関西方面もありえます。実は、関西の志望者とスカイプで何度か面接したことがあり、有望なエンジニアの方と出会うことができています。関西は組み込み系のエンジニアが多く、開発拠点としても有望だと思っています。

 

---: オフィスは増床される予定はありますか?

大塚氏: もちろん、予定しています。スマートフォンアプリは別のオフィスで開発していますが、来年2月を目処に3事業をワンフロアにする予定です。

 

---: ワンフロアにされる理由はなんでしょうか? 事業内容は違いますし、別々にして問題はないように思われますが。

大塚氏: 会社として、3つの事業を行なっているわけですし、事業ごとにフロアが分かれると、会社の雰囲気やカルチャーが分かれやすくなってしまいます。我々は、会社をひとつのプロダクトとして捉えています。カルチャーが事業によって分かれてしまうと、その良さが消えてしまいます。例えば、「自分はゲームだからSEOやメディアのことは知らなくていい」という会社にはしたくありません。当社の社員である以上、お互いの事業に対して関心を持っていてもらいたいですし、事業間の人材の交流なども適宜行なっていきたいと考えています。

 

■スマートフォンアプリに参入する理由と今後の展開

---: ところで素朴な疑問なんですが、SEOやメディアの会社がなぜスマートフォンアプリに参入するのでしょうか?

大塚氏: たしかに「SEOの会社がなんで?」と思われるかもしれませんが、当社はメディアも運営していますし、もともとはこういう事業をやりたいと考えていたのです。時代時代にあわせて、自分たちの企業がどの場所に身を置くのか、ということを重視しています。今回は、それがスマートフォンアプリだった、ということです。

 

---: 以前、HatchUpさんのセミナーで、SEO事業とメディア事業で安定した収益を稼ぎつつ、スマートフォンという成長分野に投資してさらなる成長を図るという話をされていたかと思いますが、成長イメージとしては、そういう理解でよろしいでしょうか。

大塚氏: ええ。先ほど申しあげたように、私どもは、会社を一つのプロダクトと捉えており、会社をできる限り、最先端のマーケットに置きたいと考えています。この点がベンチャー企業の意義でもあります。既存事業のSEOは、安定した収益を出していますし、メディア事業も着実に成長させることができるでしょう。そういう安定した収益構造をベースにして、スマートフォンという不確実性が大きいけれども、スケールがしやすいビジネスを展開するという事業ポートフォリオにしたいという考えが根幹にあります。

 

---: 既存事業との相乗効果のようなものはあるのでしょうか?

大塚氏: ソーシャルゲームも、リリース後のPDCAのサイクルを高精度で運用するが肝だと認識しています。その点、SEO業務では、検索エンジンのアルゴリズムの分析もやりますし、PDCAを高速で回すことに組織として慣れています。ソーシャルゲームのトップ企業に1、2ヵ月で追いつくのは無理でしょうが、長いスパンで勝負していきたいと考えていますので、決して追いつくのは無理ではないと考えています。

 

---: なるほど。事業ノウハウが転用できると。

大塚氏: もうひとつは、キャッシュの面ですね。後発として入りますので、紆余曲折あるでしょうし、すぐに収益貢献はしないでしょう。そうしたなかでも既存の事業がキャッシュカウの役割を果たしてくれれば、スタートアップのベンチャーとは違った、息の長い事業展開ができるはずです。

 

---: 御社の売り上げの推移を拝見すると、非常に伸びていますが、売り上げはどのくらいでしょうか。「デロイト 日本テクノロジー Fast50ランキング」でもグリーさんに次ぐ5位ですよね。直近3年間の売上高成長率は664%ですか。

大塚氏: 具体的な数字は、非公開なんですが…2ケタ億手前とお考え下さい(笑)。利益額については、かなり付加価値の高いビジネスを展開しているので上場企業にも負けない水準になっています。

 

---: 今後、スマートフォンアプリでどのくらいまで伸ばしたい、というイメージはありますか?

大塚氏: 具体的な数値目標はまだ定めていません。ファーストプロダクトでいきなり成功できるとは考えていませんし、当社としては勝つまでやり抜くつもりですが、今後、具体的に事業を展開していく中で、数値目標を掲げたいと思っています。

 

---: 会社概要を拝見していて思ったことなのですが、IPOの準備はかなり進んでいるようですね。直近で予定されているのですか?

大塚氏: IPOの準備はかなり早い段階から進めていますが、直近で是が非でもやろうとは考えていません。昨今の景況感もありますし、資金調達額が少ないIPOは当社にとっては相性が悪い、とも考えています。個人的には、スマートフォンアプリでグローバルに打って出て結果を出した際、パブリックな会社になるべきではないかと考えています。

 

---: とはいえ、監査役が3名いらっしゃいますし、機会があればいつでもいけるように準備されているということでしょうか。私も取材をしていて、「すぐにでも上場するよ」という会社に限って、監査役が1名しかいない、社長の親族が役員を務めている会社をよく見ますので、そういう会社とは全然違うなと思ったのですが。

大塚氏: ええ、そうです。仮に直近で上場した場合、スマートフォンアプリ事業が成長戦略上の核になるのでしょうが、私個人としては、スマートフォンアプリ事業をきちんと会社のコア事業に成長させた上で、再度、コーポレートストーリーを描きたいと考えています。

 

---: 今後の抱負を聞かせてください。

大塚氏: できるところまで会社の規模や質を良くしていきたいと考えています。先ほど申し上げたように、我々は企業自体を優秀なプロダクトにしたいと考えておりますので、優秀な人材の採用と教育を続けて、伸びるマーケットで新しい価値を想像することにフォーカスして、且つ、優秀な人材を最先端のマーケットにアサインして、当社ならではの価値をプラスアルファで付け加えていきたいと考えています。

企業の成長と個人の成長を同期させて、このサイクルを高速で回したいと考えています。ビジネス慣れした人だけでなく、インターネットビジネスで新しいサービスをつくりたいという若い人や新卒採用も年間を通して行なっています。京大や東大の学生も多く入ってくれているのも特徴的かもしれません。

現在は、新卒内定も含めると70名程度になります。また増床に合わせて、ロゴも一新して新生Speeeとしてさらにアクセルを踏んでいきたいですね。

 

---: ありがとうございました。アプリのリリース前ということでお話できることが限られていましたが、アプリの詳細については、お話できる段階になったらぜひお願いします。

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企業情報(株式会社Speee)

会社名 株式会社Speee
URL http://www.speee.jp/
設立 2007年11月
代表者 大塚 英樹
決算期
直近業績 非公開
上場区分 非上場
証券コード

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