MMD研究所は、本日（12月19日）、モバイル・インターネットWEBによるオンライン調査で「スマートフォンのプリインストールアプリに関する実態調査」を実施し、プリインストールアプリを便利と回答した人が9割に達し、また、利用するアプリは、SNSやソーシャルゲームが1位だった。昨年来より、グリーやディー・エヌ・エー（DeNA)<2432>がスマートフォンでのプリインストール提供に力を入れているが、ユーザーからも一定の支持を集めていることが伺える。
■プリインストールアプリに9割が便利と回答
この調査は、スマートフォンユーザーを対象に、プリインストールアプリを調査したもので、回答者の約9割が「便利だと思う」と回答していることがわかった。内訳は、「すごく便利だと思う」が20.3％、「まぁまぁ便利だと思う」が27.3％、「自分が使うアプリであれば、便利だと思う」が40.5％となっている。
便利だと思う理由としては、「最初からアプリが入っていることで、すぐに利用ができたから」が1位で53.0％、「元々使っていたサービス/コンテンツのアプリだったから」が49.5％だった。
しかし、プリインストールアプリの不満点については「削除ができないこと」との回答が54.8％と最も多く、「動作が遅くなること」が36.0％だった。また、利用していないプリインストールアプリのジャンルとしては「電子書籍」が28.0％で最も多く、次いで「着うた・着うたフル」が26.5％だった。
■最も利用するのはSNS・ソーシャルゲーム
よく利用するプリインストールアプリについて調査したところ、「SNS・ソーシャルゲーム」と回答したユーザーが39.5％と最も多く、スマートフォンユーザーのSNS利用率が高い傾向にあった。フリー回答形式でよく利用しているプリインストールアプリのサービス名を調査したところ、「You Tube」「GREE」が上位にランクインした。
次に、フィーチャーフォンユーザーを対象に、「スマートフォンに変更した際にプリインストールアプリが入っていたら便利だと思いますか？」と質問をしたところ、「すごく便利だと思う」が42.3％、「まぁまぁ便利だと思う」が14.8％と合せて57.0％のユーザーが「便利だと思う」と回答していた。
また、スマートフォンへの変更後も継続して利用したいサービスについての質問では「SNS・ソーシャルゲーム」が69.0％と最も多く、次いで「天気予報」が35.0％だった。
なお、この調査は、11月29日から12月5日まで実施され、有効回答は800人だった。スマートフォンユーザーが400人、フィーチャーフォンユーザーが400人となっている。グラフ付きの調査の詳細は、MMD研究所で無料会員登録後、サイトから入手できるので興味のある方はアクセスしてみて欲しい。
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スマートフォンユーザーの約9割が「プリインストールアプリが便利」と回答
