セガサミー、第3四半期は遊技機とアミューズメント施設堅調で増収増益…コンシューマ事業は赤字転落

セガサミーホールディングス<6460>は、本日(2月3日)、第3四半期累計(4-12月期)の業績を発表し、売上高が前年同期比0.5%増の3116億円、経常利益が同1.9%増の634億円と増収増益となった。コンシューマゲームが赤字に転落したものの、遊技機事業やアミューズメント施設が堅調に推移したことが主な要因だった。 同社の発表した第3四半期業績は、売上高3116億円(前年同期比0.5%増)、営業利益643億円(同2.2%増)、経常利益634億円(同1.9%増)、四半期純利益343億円(同5.5%減)だった。     事業セグメント別の状況は以下のとおり。 ■遊技機事業は、売上高1777億円(同5.7%増)、営業利益674億円(同23.5%増)だった。サミーブランド『パチスロ北斗の拳』が好調に推移したほか、液晶を中心としたリユースも収益性の改善に貢献した。 ■アミューズメント機器事業は、売上高363億円(同11.3%減)、営業利益50億円(同40.2%減)だった。『StarHorse3』や『セガネットワーク対戦麻雀MJ5』の販売が堅調だった。またレベニューシェアタイトルの稼動による配分収益が引き続き堅調だった。 ■アミューズメント施設事業は、売上高339億円(同1.7%減)、営業利益12億円(同53.4%増)だった。既存店舗の運営力強化を行ったことに加え、消費者の嗜好が身近なエンタテインメントに向いたことが主な要因。 ■コンシューマ事業は、売上高641億円、営業損益55億円の赤字(前年同期28億円の黒字)だた。『Mario & Sonic at the London 2012 Olympic Games』や『ソニックジェネレーションズ 白の時空』など複数のタイトルを販売した。国内販売は概ね堅調だったが、海外は厳しい市場環境を受けて新作販売が低調に推移した。   ■2012年3月期の業績予想 2012年3月期の業績予想は、売上高4400億円(前期比10.9%増)、営業利益770億円(同12.0%増)、経常利益755億円(同10.8%増)、当期純利益380億円(同8.5%減)を見込む。