Omiai、ネットマーケティングに関するスマホアプリ&ソーシャルゲームインタビュー記事

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Facebookで婚活! マッチングサービス「Omiai」で世界を狙う…ネットマーケティング宮本社長インタビュー

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「Omiai(オミアイ)」というFacebookアプリをご存知だろうか。これは今年2月にリリースされた男女のマッチングサービスで、Facebook上で日本の伝統的なマッチング手法である「お見合い」を実現しようというものだ。

サービス開始時にはインターネットメディアで数多く取り上げられ、ソーシャルメディアでも話題になったので記憶している方が多いかと思う。今回、「omiai」を手がける株式会社ネットマーケティング宮本邦久社長にビジネスの特徴や今後の戦略についてインタビューを行った。

 

---: まず、今回、会社概要とサービスを開始した経緯を教えていただけますか?

宮本氏: 当社は、2004年7月に設立し、今年で創業8年目になります。現在の主力事業は、アフィリエイト広告の専業の代理店で、おかげさまで、業績も順調に伸びてきました。今後、上場を視野に入れていく上で、代理店ビジネスに加え、第2の成長カーブを描くため、今回、メディア事業を開始することにしました。

---: なるほど。アフィリエイトが伸びているといっても、これから上場するとなると、バリューがどうなるのか、といった面はありますからね。

宮本氏: はい。メディアを作るといっても、当社はメディアの会社ではありませんでしたので、弱みについてはそうしたメディア作りのノウハウや会員基盤のアセットがないこと、強みは逆にどの分野のメディア事業にでも進出できることがあげられるかと思います。どうせやるのならば、Facebookまたはスマートフォンの領域でやりたいと考えました。今回立ち上げたのは「Omiai」というFacebookアプリ分野でのマッチングサービスとなります。

---: どういったサービスなのでしょうか。

宮本氏: 「Omiai」は、Facebookアプリとして提供しています。Facebookの実名性を活用して、全く新しいマッチングの形で出会いを促進できないかと考えて企画しました。日本の伝統文化「お見合い」の現代版をオンラインサービスとして提供したいと思ったのです。今年2月21日より開始しました。

---: Facebookのアカウント情報を使うわけですね。

宮本氏: そうです。これまでのマッチングサービスは、相手の顔写真や属性などの本人情報の真偽が不明であったり、安心して実際に会うことができませんでした。Facebookの写真を含めたアカウント情報使うので、本人情報の信憑性も高く、お客様は沢山の手続きを経ずに簡単に利用を開始することができます。

---: 出足はいかがでしょうか?

宮本氏: そうですね。会員は、開始10日目で2,500人となり、毎日250人のペースで増えています。マッチング成立数も1000件を超えており、有料会員も伸びてきています。今回のサービスは、日本語だけでなく、英語表記でも見ることができますので、グローバルなマッチングも可能です。現在は利用者の20%が海外国籍の方で、日本人の利用者は約80%になります。

---: 順調ですね。収益モデルはどういった形になるのでしょうか? 男性から月額会費を取るイメージですか?

宮本氏: そうです。男性から月額1980円をいただく仕組みです。プラスアルファ従量課金のサービスも提供します。マッチングビジネスの良さは、ビジネスモデルがはっきりしていることです。月額会費が取れるもので、日本では「match.com」や「Yahoo!パートナー」がありますし、海外ではFacebookマッチングアプリ「Are You Interested」などは上場も果たしました。

---: 結婚相談所系のサービスに比べても相当手軽で安いですよね。

宮本氏: ええ、そうですね。結婚相談所だと初年度30万円程度の会費がかかると言われているのに対し、当社の「Omiai」は月間1980円ですので、10分の1以下です。

---: オプションサービスはどういった内容なのでしょうか。

宮本氏: 男性が女性にアプローチするボタンを追加する際、別途1980円で提供しています。あとベーシックサービスでは1ヵ月20人分提供していますが、プレミアムパックではさらに+20人のアプローチ権利を提供しています。このほか、オプションプランを数多く開発して、ARPUを上げていきたいですね。

 

サービスはプライバシー重視で

---: 会員には実名での利用を推奨しているのですか?

宮本氏: サービス部分は匿名です。「Facebook」の良さは、実名であることですが、逆にマッチングビジネスでは実名制にするのは得策ではないと感じています。今回、プライバシーにはすごく気をつけています。匿名性はもちろんですが、Facebookの友達にアプリを利用していることがわからないようにしたり、友達同士でマッチングしないような仕組みにしています。Facebookというとオープンな世界ですが、今回のサービスは、そのオープンな特徴を生かして、逆にクローズドな世界を構築することに注力しました。これがマッチングサービスを使う際のニーズだと解釈しています。

---: それはいいですね。

宮本氏: 一時日本でユーザーウォールに書き込んで広めていくというサービスがありましたが、こうした手法だとスパムのようになってしまいます。「Omiai」は決して書き込んだりはしません。「Omiai」に女性ユーザーが多いのは、こうした配慮が効いているからだと考えています。

---: そういえば一時、そのサービスがZyngaのアプリのMAUを抜いたことがありまして、このサービスは、何だろうと思って使ってみたことがあったんですが、本当に大変なことになりましたね。

宮本氏: そうですね。ああいうスタイルは日本の風土にはなかなか合わないでしょうね。日本人はプライバシー順守というスタイルを前面に出したほうが受け入れてもらえると考えています。

---: 女性が多いとのことですが、男女比はどのくらいになるのでしょうか?

宮本氏: だいたい3対2ですね。これは広告をかける比重によって変わってきます。女性向けに広告を出せば、女性が多くなりますし、逆に男性向けに男性の比率が高まります。

---: 広告は、Faecbook上でしょうか?

宮本氏: そうです。独身の男女別に分けて広告を出しています。当社としては広告費を大量に投入して、一気に集客したいと考えています。

---: 少しネガティブな質問ですが、マッチングサービスというと何らかのトラブルがつきものというイメージがありますが、なにか対策はされていますか?

宮本氏: もちろん対策はとっています。イー・ガーディアンさんに委託をして、24時間・365日監視しています。プロフィールなど情報などに目配せして、問題があった場合は報告してもらったりして、事前に問題が起こらないようにしています。この点は同業他社もやっていることですから、特別な強みとはいえません。ただ、Facebookのマッチングサービスの場合、最終的にマッチングしてアカウント情報を交換することになります。その際、身元をお相手に伝えますので、他のマッチングサイトに比べて安全が担保されているかと思います。

 

ゲームではなくマッチングビジネスを選択した理由

---: ソーシャルアプリというと、現状ではほとんとゲームですよね。ゲームは考えなかったのですか?

宮本氏: 確かに、FacebookやGREE、Mobageでは大きなアプリベンダーというと、ほとんどがゲーム会社となります。Zyngaはもとより、国内ではKLabさん、ドリコムさん、gumiさん、クルーズさん、gloopsさんなどが有力ですよね。非常に競争が厳しく、あえて後発で入る必要があるのかと思いました。今回着目したマッチングビジネスは、ゲーム分野のソーシャルアプリに比べて、熾烈な競争はありません。

---: なるほど。

宮本氏: 当社は、国内で初めてマッチング分野のFacebookアプリに進出しましたが、この分野で先行者メリットが享受できると考えました。日本の場合、Facebookユーザーはまだ760万人です。世界に占めるシェアも1%程度でしかありません。まだまだ小さいフェーズだと思いますが、足元では非常に伸びています。日本国内でもFacebookは、第3のプラットフォームとして脚光を浴びてくると考えました。

---: なぜマッチングビジネスなんでしょうか?

宮本氏: 新規事業を企画した時、日本で流行っていなくて、世界で流行っているビジネスは何かと考えて調査した時、マッチングビジネスという結論にたどり着きました。アメリカでは6人に1人はマッチングサイトで出会って結婚しています。マッチングビジネスは、日本でも非常に大きなニーズがあり、魅力的なビジネスのように思えました。

---: 海外ではマッチングサービスの利用には抵抗感は薄いのですか?

宮本氏: そうですね。海外ではマッチングサイトに対する抵抗感が薄いかと思います。そのため、広告などを出しても登録率は高く獲得単価が非常に安く済みます。このため、サービスは国内からスタートしましたが、年内には米国でもサービス提供を開始する予定です。すでに現在の「Omiai」でもアメリカ人の方が非常に多いですから、手応えを感じています。早く世界へ進出したい、というのが本音ですね。「Facebook」の魅力は、何と言っても世界進出が容易にできる点ですから。

---: Facebook以外でのサービス提供は考えておられるのですか?

宮本氏: もちろんです。先日Zyngaが独自のプラットフォームを出すと発表しましたが、「google+」など新しいSNSとも連携させていきたいですね。

---: 確かに特定のプラットフォームに依存するのは、リスク管理の観点からも正直怖いところがありますよね。

宮本氏: そうですね。とはいえ、SNSといえば何でもいいというわけではありません。「Omiai」のサービスの特徴は本人の写真を交換することです。また本人情報の信憑性も重要視しています。この2点が担保されているSNSに限定されるでしょうね。

 

目標は海外も含めて有料会員1000万に

---: アメリカで出す場合、プライバシー周りなどは変えるわけですよね。

宮本氏: そうですね。日本人に合わせると、どうしてもプライバシー重視になりますが、アメリカ向けだとよりアクティブに使えるようにしたいと考えています。チャット機能などのライブ感のあるものや、検索項目で髪や眼の色などを入れるように考えています。日本だとわかりづらいですが、アメリカでは気にする人が多いようですね。

---: 海外のマーケット調査はされているのでしょうか?

宮本氏: すでに提供されているサービスは相当使い込みました。そこでサービスを研究しつつ、自社でサービスする場合の差別化ポイントを考えて行きました。世界でも十分戦えると考えています。今後は、近くアメリカに行って、本格的に調査する予定です。すでにサービスの基本となるマッチングを行うエンジンはできていますので、それをどうアメリカ向けにどうカスタマイズするか、ということが中心になるでしょう。

---: 今後のプランや目標はありますか?

宮本氏: そうですね。大きな目標は、有料会員1000万人を集めたいですね。ドデカイ夢ですが、当面の目標は。国内で1万人、アメリカで30万人としています。当社は、2014年上場を目指しており、その数字は上場後になると思います。そういった目標で取り組んでいます。

---: その後はアメリカ以外の国にも…ということですか。

宮本氏: ええ、そうです。カナダやオーストラリア、イギリスなど英語圏を中心に進出したいと考えています。それが終わったら、ドイツやフランスなどの欧州になります。

---: アジアでもFacebookの普及している国がありますよね。そういった国は対象ではないと。

宮本氏: 残念ながら、そうです。理由としては、月額1980円という会費を払える国は、1人あたりのGDPがある程度高くないと厳しいんです。Facebookは、インドネシアやフィリピンが確かに多いですが、GDPで見れば年間30万円もありません。そこから年間2万円以上、年収の10%近くを払ってもらうのは難しいでしょう。確かにニーズがあるのはわかっていますが、そうした条件から一旦は見合わせたいと考えています。

 

開発期間

---: 開発を開始されたのはいつ頃からでしょうか?

宮本氏: 2011年3月から半年程度は調査やビジネスモデルの設計を考えることに力を入れていました。特に、ユーザーにどういう風に入会してもらって、どう使ってもらって、どうやって会費を払ってもらうか…という一連の流れやユーザビリティをどう設計するかに一番力を入れましたね。実際に開発に着手したのは昨年9月からとなります。

---: 何人くらいで作られましたか

宮本氏: 開発エンジニアは5~6人ですね。

---: すいません。規模感がわからないのですが、このアプリを作るのに5~6人は多い方なんでしょうか。

宮本氏: そうですね。かなり大きなほうだと思います。いまだとソーシャルゲームを作るのに2000万円程度はかかりますよね。かかった費用は、その程度とお考えいただくといいんじゃないでしょうか。

 

サービスの強みについて

---: 御社のサービスの強みはどのあたりにあるのでしょうか。

宮本氏: 様々な観点あげられると思います。例えば、ビジネスモデルの視点では、他社は月額いくらで終わりますが、当社は、従量課金部分も用意し、ARPUを上げるためのモデル設計となっていることがあります。良いサービスを提供して、マーケティングの視点については、女性が無料で使えるのはもちろん、マッチングまでは無料で提供する、ターゲットに合わせたランディングページを複数用意して効果的なプロモーションが行えるようにするなど工夫を凝らしています。

---: 海外のサービスは女性も有料なんでしょうか?

宮本氏: そうなんです。そうすると、所得に余裕のある層、つまり女性の平均年齢は上がってしまいます。若い女性は有料だと集客が難しい。若い女性に入会してもらうためには無料で招待するような形でないといけないですよね。「Omiai」は写真を使いマッチングを促進していきますから、若い女性も多く取り込んだ方が男性の集客力や入会後のリテンションも高まりマネタイズが進みます。

 

今後の展開について

宮本氏: まだサービスをスタートしたばかりですが、現在は登録されたお客様の動きを見ながら、サービスのチューニングを行なっています。これが一段落したらアメリカということになるでしょう。同時に、スマートフォンアプリ版の開発も行います。マッチングサービスは実は移動中に使うことが多いのです。そして、現在企画しているオプションメニューの開発。この1、2年は相当忙しくなりそうです。

---: あと隣接業種…例えば、結婚式場などとのタイアップなどは考えておられますか?

宮本氏: そうですね。我々はオンラインマーケティングの会社ですが、国内の結婚相談所とタイアップしてリアルイベントを行うことは今年の春先から検討しています。 

---: 御社の収益モデルや成長イメージはどう考えたらよろしいでしょうか?

宮本氏: 利益の出ているアフィリエイトサービスが収益の下支えになって、その収益でサービスを開発しているのが現状です。今後は、この部分がベースとなって、さらに成長を目指していきます。当社はいま2014年の上場を目指しております。その頃には国内で成功を収め、海外でも爆発的にヒットし始めている、という状況で上場を迎えるようにしたいと考えています。Facebookのマッチングサービスといえば、「Omiai」、そして「Facebook婚」という言葉をつくりたいですね。

---: ありがとうございました。

 

関連サイト

株式会社ネットマーケティング

OmiaiPC版Facebookアプリ

Omiai Facebookページ

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