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ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(3月21日)、NHN Japan、グリー<3632>、サイバーエージェント<4751>、ドワンゴ<3815>、ミクシィ<2121>とともに利用環境向上等に関する連絡協議会を設置する、と発表した。
今回設置する連絡協議会は、プラットフォームで提供するソーシャルゲームを含むネットワークゲームに関する市場の健全な発展、ユーザーによる適正利用の推進等を図ることが目的で、各プラットフォームの開発パートナー各社や関係各所と連携を図りながら、様々な取り組みを開始するとのこと。
具体的には、以下の取り組み実施案を踏まえて、逐次協議を進める予定。今後とも各社で緊密に協議を進めたうえで、連絡協議会として随時、可能な限り速やかに必要かつ適切な施策を積極的に推進する、としている。
ここ最近、ソーシャルゲームについては、RMTや未成年ユーザーの過剰な課金などの問題が指摘されていたが、今回の協議会設置は、こうした批判に業界として取り組む意思を示したものといえよう。ゲームプラットフォームの健全化のための具体的な取り組みと健全化の進展が期待される。
<取り組み実施案>
①各種施策に関する情報や意見の交換を行い、ユーザーによる適正利用の促進と利用環境の維持・向上を推進すること
・連絡協議会において以下の施策について定期的に情報交換を行い、実効性のある対策をプラットフォーム各社で共有
- ゲーム内におけるわかりすい表示
- ゲームの内容の事前確認
- 未成年ユーザー等の保護の充実・強化に向けた施策等
②リアルマネートレード(RMT)等、利用環境を阻害する行為に対して適切な施策を推進すること
・良好な利用環境の維持・向上のために、より効果的な注意喚起、警告表示方法等を検討・実施
・連絡協議会において定期的に情報交換を行い、実効性のある対策をプラットフォーム各社で共有
③関係各所との連携
・関係各所との意見交換を踏まえ、業界全体での取り組みを随時検討し適切に推進する体制を構築