クリーク・アンド・リバー、2012年2月期は経常益143%増を達成…クリエイター中心に専門人材へのニーズが堅調

クリーク・アンド・リバー社<4763>は、本日(4月5日)、2012年2月期の連結業績を発表し、経常利益が前期比143.0%増と大幅な増益で着地した。クリエイター、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士など専門的な能力・知識を有する人材へのニーズが底堅く推移したため、としている。

同社の発表した2012年2月期の連結は、売上高157億8300万円(前期比11.6%増)、営業利益6億7500万円(同135.5%増)、経常利益7億2900万円(同143.0%増)、当期純利益2億5300万円(同185.1%増)だった。

 

 

セグメント別の状況は以下のとおり。

■クリエイティブ分野は、売上高99億8100万円(同8.8%増)だった。映像関連では、独自リクルーティングによる映像専門社員を中心に、コアクライアントであるTV局の多様なニーズに対応したほか、ゲーム関連では、大手ゲーム会社や、遊技機開発会社、SNSプラットフォーム運営会社などからの制作受託やは自社開発タイトルの配信・運営などを行った。

■クリエイティブ分野は、売上高20億0600万円(同10.8%増)だった。韓国におけるTV局へのクリエイターの派遣事業が順調に伸張した。

■医療分野は、売上高21億5300万円だった。全国各地での慢性的な医師不足・地域的偏在、診療科の偏在を背景に、各医療機関からの医師へのニーズは高く、医師の紹介事業が順調に伸びた。

■その他は、売上高16億4100万円(同37.6%増)だった。3DCGによる可視化ソリューションの技術が高く評価され、公的機関からの受注が進んだ。Android技術者を中心としたエンジニアの育成・派遣にも注力した。

 

■2013年2月期の見通し

2013年2月期は、売上高170億円(前期比7.7%増)、営業利益8億円(同18.2%増)、経常利益8億円(同9.6%増)、当期純利益3億5000万円(同35.1%増)を見込む。

 

 

エージェンシー事業の持続的成長を目指し、事業基盤を更さらに強化し、従来に増してプロフェッショナル・クライアント双方とのコミュニケーションを深め、各分野のエージェンシー事業をより一層強化する、としている。

株式会社クリーク・アンド・リバー社
http://www.cri.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社クリーク・アンド・リバー社
設立
1990年3月
代表者
代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
決算期
2月
直近業績
売上高441億2100万円、営業利益39億5600万円、経常利益40億200万円、最終利益28億9900万円(2023年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4763
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