ザッパラスの1Qは前四半期比で営業益11%増…コマースの収益改善とスマホ向けが伸長

ザッパラス<3770>は、本日(9月7日)、第1四半期(5-7月期)の連結決算を発表しており、売上高23億6900万円(前年同期比16.8%減)、営業利益6億0300万円(同21.3%減)、経常利益6億0600万円(同21.1%減)、四半期純利益3億4800万円(同23.4%減)だった。     前年同期比では減収減益となったが、前四半期に比べると売上高はほぼ横ばいで、利益は改善している。売上高は0.4%減、、営業利益11.7%増、経常利益11.2%増、四半期純利益7.7%増だった。     同社では、収益改善の要因として、コマース事業の収益が改善したことをあげている。自社商品の卸売を行うB×Eを子会社化したことで、荷物運搬費や商品原価の低減が進んだとのこと。コマース事業は、売上高5億2800万円(前年同期比23.9%減)、セグメント利益7100万円(同76.8%増)だった。 コンテンツ事業は、売上高17億6300万円(同16.2%減)、セグメント利益7億3700万円(同19.5%減)だった。占いコンテンツについては、フィーチャーフォン向けの売上が落ち込む一方、スマートフォン向けの売上は順調に増加した。ただ、フィーチャーフォンの減少を補うには至っていない。 スマートフォン向けコンテンツの対応が完了し、月額課金サイトの増加やメニューの充実に伴って、会員数、売上ともに増加したという。スマートフォンのサイト数は、前四半期の369から420サイトに増加し、会員数も10万人から17万4000人に増加した。四半期の売上高についても、前四半期の1億2000万円前後から1億8000万円超に伸びた。     ■2013年4月期の見通し 2013年4月期は、売上高が前期比19.0%増の120億円、営業利益が同14.8%減の22億円、経常利益が同15.2%減の22億円、当期純利益が同16.0%減の13億2600万円を見込む。