任天堂、13年3月期の業績予想を下方修正…ハード・ソフトの販売計画未達と円高で

任天堂<7974>は、この日(10月24日)、2013年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高8100億円(前回予想8200億円)、営業利益200億円(同350億円)、経常利益100億円(同350億円)、当期純利益60億円(同200億円)とした。     同社では、為替相場が期初の想定を上回る円高に推移していることに加え、上期の実績と今後の見通しをもとに各ハードウェア及びソフトウェアの予想販売数量の構成等を見直したため、としている。 なお、下期における為替の前提レートについて、ドルは1USドル=80円の据え置きとしたが、ユーロは1ユーロ=105円を100円に変更したとのこと。   ■2012年4~9月期の決算 同時に発表した2012年4~9月期の連結決算は、売上高2009億円(前年同期比6.8%減)、営業損益291億円の赤字(同573億円の赤字)、経常損益472億円の赤字(同1078億円の赤字)、四半期純損益279億円の赤字(同702億円の赤字)だった。  

  ニンテンドー3DSは、『ニンテンドー3DS LL』を発売し、ハードウェアの販売台数は64.8%増の506万台、ソフトは、『New スーパーマリオブラザーズ 2』が300万本を超えるヒットとなった。ソフトウェアの販売本数は134.1%増の1903万本だった。 またニンテンドーDSシリーズでは『ポケットモンスター ブラック2』と『ポケットモンスター ホワイト2』が合計426万本の販売となったが、世代交代が進み、ハードウェアの販売台数は62%減の98万台、ソフトウェアの販売本数は40.3%減の1730万本にとどまった。 Wiiでは、マリオパーティシリーズの最新作『マリオパーティ9』がミリオンセラーとなったものの、新規タイトルが少なかったことなどにより、販売数量はハードウェアが60.5%減の132万台、ソフトウェアが34.8%減の2374万本となった。